4位 『世界を変えたクリエイティブ 51のアイデアと戦略』
本書もランキング初登場。『世界を変えたクリエイティブ 51のアイデアと戦略』は、カンヌライオンズ直後のいまこそ読みたい(再読したい)書籍。著者は電通PRコンサルティング 執行役員 井口理氏と電通 クリエーティブ・プランナー 橋本怜悦氏を中心とする「dentsu CRAFTPR Laboratory」。過去のカンヌライオンズの受賞作を分析し、コミュニケーションの真理を「HONESTY(正直さ)」「TRUTH(真実)」「ESTEEM(尊重)」など9つに分類。事例と共に解説しています(誌面からQRコードを読み込んで、日本語字幕つきの解説動画を見られるのもポイントです!)。本書を片手に今年のカンヌ受賞作を見てみれば、きっと新たな気づきが得られるのではないでしょうか。
もはや殿堂入りの存在感。5位は 『The Art of Marketing マーケティングの技法』
宣伝会議書籍ランキング常連の『The Art of Marketing マーケティングの技法』は、2位の『なぜ「戦略」で差がつくのか。』同様、音部大輔さんによる書籍。マーケティング活動の全体設計図である「パーセプションフロー®・モデル」の考え方を紹介する内容で、2021年の発売依頼、さまざまな企業の研修や実務での採用が続いています。着実にマーケターの中で共通言語として浸透してきているのを感じます。
6位は、三島邦彦さん初の著書 『言葉からの自由 コピーライターの思考と視点』
2022年のTCC賞で3冠を獲るなど、いま最も注目されているコピーライター、三島邦彦氏の初の著書『言葉からの自由 コピーライターの思考と視点』が6位にランクイン。コピーライティングの作法でも書き方でもなく、コピーを書く際の「フォーム」や「心構え」について、日頃考えていることを惜しみなく書き綴りました。コピーの書き方ではないコピーの本ってどういうこと?と思われるかもしませんが、読んだ方からは「励まされる」「深い見識にあふれている」という声が続々と。書き方の本とは違う角度から、読んだ人を突き動かす本です。ぜひご覧ください。
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新刊であり超ロングセラー。7位は『広告コピーってこう書くんだ!読本〈増補新版〉』
本書の旧版が出たのは2007年のこと。それから17年にわたり超ロングセラーとして愛され親しまれてきた本書が、増補新版『広告コピーってこう書くんだ!読本〈増補新版〉』としてカムバック。旧版の内容に加えて、デジタルやSNS時代のコピーのあり方についても言及した新テキストが加わっています。「(旧版が)手に入りづらくなっていたので、手に入るようになって良かった。これでまた後輩に薦められます」との嬉しいお声も。アドタイでは、刊行記念イベントとして行われた、著者の谷山雅計さんと歌人の木下龍也さんのトークレポートも公開しています。