マクロミルは2024年7月1日付で、Bloom&Co.と Strategy Partnersより、M-Forceの株式持分の100％を取得した。これによりM-Forceは同社の完全子会社となり、今後、顧客起点のマーケティングを可能にするフレームワーク「9segs」及びその中心指標である「NPI（Next Purchase Intention:次回購入意向）」を活用した事業の拡大を目指す。また同日付で、Strategy Partners代表の西口一希氏が、マクロミルの戦略アドバイザーに就任する契約を締結した。
マクロミルはこれまで、従来のリサーチ課題だけではなく、マーケティング全体の課題をワンストップで支援する「総合マーケティング支援企業」への変革を図ってきた。2020年にはその一環として「マクロミル・コンソーシアム」を設立し、データやコンサルティング領域に独自の強みを持つ企業と連携。参画企業各社との協業や顧客企業を対象とした共同セミナーの開催、従業員の出向などを行ってきた。
M-Forceは、同コンソーシアム設立当初からの参画企業。マーケティング支援を行うBloom&Co.の代表取締役・彌野泰弘氏と、事業戦略立案と投資活動を行う Strategy Partnersの代表取締役・西口一希氏が2019年に共同創業した。
今回完全子会社化を通じて、M-Forceが提供する「9segs」を基にしたクラウドツール「9segs analyzer」の販売拡大を進め、売上と利益の増大を目指すとしている。
また「9segs」の開発者である西口一希氏を戦略アドバイザーとして迎えることで、マクロミルグループのマーケティング支援機能を強化。海外展開においてもそれらの活用を進めるとしている。
