不動産会社として「いきものの住み心地」も考える、生物多様性に向けた東急不動産のプロジェクト

「オモカドの祝営巣ジャックは、シジュウカラが営巣したことを、こんなにも喜ぶ企業姿勢を示しています。これは東急不動産が12年間ずっと続けてきたことだし、祝営巣は、紛れもないみんなの気持ちで、溢れんばかりのその気持ちをそのまま出すことが結果広告になる。との考えです。広告のトーンはチャーミングに徹しています。こういうことほど、難しくならず、説教的にならない方が、みんな耳を傾けてくれると思っています。鳥の形をした『祝』や、すべてのデザインに対し、色数を抑えて軽い印象にしていったのも、そういう意図からです」(アートディレクター 玉置太一氏)

写真 店舗・商業施設 オモカド
写真 店舗・商業施設 オモカド
写真 店舗・商業施設 オモカド
写真 店舗・商業施設 オモカド
写真 店舗・商業施設 オモカド

「10年以上、屋上に訪れた野鳥や昆虫の数を記録し、より良い巣箱の形を追求してきた熱量。また、巣箱にシジュウカラが営巣してくれるかどうかに一喜一憂する姿。そういった東急不動産のいきものへの誠実な姿勢や愛情をそのままお伝えすることが、共感獲得につながると考え、いきものに対峙する東急不動産社員のリアルな心の声をコピーにしました」 (コピーライター 平田航聖氏)

いきもの東急不動産というプロジェクトとして、PRをはじめ、新聞広告や施設ジャックやSNSなど、多方面での発信を行った結果、広告なしのオーガニックの拡散のみで500万を超えるインプレッションを獲得。営巣成功後にはテレビ番組でプロジェクトが取り上げれたこともあり、「原宿のビルの屋上にシジュウカラがいることをはじめて知った」「この巣箱をほしい」といった声も聞こえている。

そして今年6月には、おもはらの森で営巣した巣箱から雛が巣立った。現在、同社では来年の営巣期間に向けた、取り組みの振り返りをはじめている。そして今回、東急プラザ表参道で得られたナレッジを、東急不動産をはじめとする、他のビルにも横展開していくことも考えている。

同社では今後、シジュウカラのような野鳥だけでなく、あらゆるいきもの住まいづくりに取り組んでいく考えだ。

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スタッフリスト

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企画制作 電通
CD 眞鍋亮平
企画 長島龍大
C 姉川伊織、平田航聖
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AD 玉置太一
アーキテクト 南木隆助

ムービー

制作 ロボット
Pr 横山治己
PM 小林祐太
演出 きたむらゆうじ
撮影 佐々木雅史、高橋マナミ、福井洋介、宮本佳史
録音・MIX 浅田将助
編集 松本エイジ (オフライン)、 山﨑恒太朗(オンライン)
カラリスト 石原泰隆、亀井嘉郎
音楽Pr 吉川太郎
作曲 長尾洋輔
NA メガマスミ

グラフィック

D 菅原良太、田口美希(sora inc.)
撮影 新谷真博

WEBサイト

アートディレクター・デザイナー 横澤由香里
テクニカルディレクター 浅野友希
プランナー 阿部達也
プロジェクトマネージャ 石川紘隆、増本絵実
フォトグラファー 佐藤亮平
プロデューサー 林宏介

巣箱制作

デザイン協力・製作 森山馨(天童木工)
デザイン協力・製作 加藤直樹(天童木工)

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