ロッテホールディングスは7月3日、コンテンツビジネスに参入することを発表した。
参入にあたり同社は「現在日本と韓国で展開している食品事業、観光事業、流通事業などとコンテンツビジネスのコラボレーションがさらなる市場活性化に貢献できるものと判断した」とコメント。ポップアップストア、食品、各種エンターテインメントサービスとのコラボレーションで幅広く展開していく。
国内では2024年5月8日に、「ぼのぼの」(作:いがらしみきお/竹書房刊)のアニメ制作、版権管理を行うエイケンとキャラクターライセンス契約を締結。韓国でテーマパーク等を運営するロッテワールドと共同で、2024年秋、韓国ロッテグループ保有施設でのポップアップストアやカフェメニュー展開を予定している。
また7月3日、韓国生まれのキャラクター「BELLYGOM(ベリゴム)」の日本マスターライセンス権を、IPホルダーであるグループ会社のロッテホームショッピング(韓国)から取得した。8月より日本オリジナルのグッズを順次展開するほか、西武渋谷店にてポップアップストアとPRイベントを予定している。
「BELLYGOM」はこれまで数多くのグッズを展開し、韓国のガールズユニットSTAYC(ステイシー)やコスメブランド等とのタイアップが行われてきた。公式SNSアカウントの総フォロワーはグローバルで180万人を越え(2024年6月現在)、若年層を中心に人気を集めている。
さらに韓国で映画制作、配給および映画館運営を行うロッテカルチャーワークスとのIP開発も手掛ける。2023年にはカンヌ国際シリーズフェスティバル招待作として注目を集めた小説「紙の月」(原作:角田光代)をドラマ化。今後も日本の小説やマンガの実写化を検討中だという。