「タイパ」がカギの洗濯洗剤市場 「アタック」改良で「つめこみ洗い」ニーズに対応、花王

誰でも使いやすいユニバーサルデザインを初採用

花王は非濃縮の衣料用液体洗剤「アタック抗菌EX」「アタック抗菌EX 部屋干し用」を改良し、6月29日に新発売した。「アタック抗菌EX」は洗浄強化成分を従来の2倍に増量することで、まとめ洗いでも洗浄効果を発揮する。共働きニーズの高まりにより、洗濯洗剤においても時短効果が求められ、広報担当は「『タイパ』が市場競争で重要な要素」だとしている。両商品は初のユニバーサルデザインの採用でボトルの形状も大幅に変更。従来以上の販売数量を目標に掲げる。

ユニバーサルデザインを採用した「アタック抗菌EX」「アタック抗菌EX 部屋干し用」

同社の調査によると、家事において「時短」や「タイムパフォーマンス」へのニーズが拡大し、約9割の人が「洗濯の手間をできるだけ減らしたい」と考えているという。「洗濯にかかる費用を減らしたい」といった意識もあり、洗濯頻度を減らすため、「まとめ洗い」「つめこみ洗い」をする人が増える傾向にある。

「つめこみ洗い」は汚れが残りやすく、洗浄不足や臭いなどの不満につながる。改良した「アタック抗菌EX」は洗浄強化成分を2倍に増量し、「つめこみ洗い」でも高い洗浄力を発揮。「アタック抗菌EX 部屋干し用」は、じめじめした環境での「密集干し」でも臭いを防ぐことができる。

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