ワークショップを通じて若年層がビールに求めるデザインや味を確認した
新商品のプロジェクトには入社2~3年目の若手社員も参加。中央大学の学生と3回のワークショップを行い、開発には1年がかかったという。大学生からは「ビールの美味しさを理解したい」「(ビールを飲めるようになることで)社会に入っていきたい」といった声が寄せられた。
パッケージデザインについても学生の意見を求めたところ、「ビールに『エモさ』はいらない」という意見があったという。今どきのかわいらしいパッケージデザインではなく、「ビールらしいデザイン」を求めている人も多いことが分かった。
この意見に対して広報部の楯優作氏は「自社の考えとギャップがあった」とし、ワークショップの意義を強調。最終的に11種のデザインの中から、学生の目線に近い若手社員が選択した。
味については小麦麦芽を一部使用し、オレンジピールとコリアンダーシードを隠し味に使うことで、スムースでかろやかなホワイトエールに仕上げた。アルコール度数はビールで多い5~6%ではなく4.5%を採用した。