シャープは7月2日、スマートフォンブランド「AQUOS」の新たなブランドアンバサダーとして、俳優・松田優作氏を起用した。また、AQUOS新機種の発売を開始する7月12日より、松田氏が登場するテレビCMの放映を開始。WebCMやOOHも展開していく。
【AQUOS R9】「本当のこと」篇(15秒)。「AQUOS R9」の映像美や耐久性、新デザインの個性について、自身の哲学と信念を貫いた松田氏の言葉を通じて伝える。
本CMは、AIや高精細3DCG、モーションキャプチャーなどを活用することで、松田氏のCM出演を実現。東映の研究所である、東映ツークン研究所とシャープが共同で制作している。制作にあたり、松田氏の妻である松田美由紀氏が協力した。
テレビCMでは「本当のこと」篇、「みんなって何」篇、「近道」篇の計3本を制作。また、WebCMとして「これで映画」篇、「むかつく」篇、「哲学」篇、「個性って」篇、「説教って」篇、「進化」篇の6本を制作した。
さらに、テレビCMと連動したOOHを渋谷で掲出。期間は、7月15日から28日までを予定している。
松田氏の起用理由について、シャープのユニバーサルネットワーク ビジネスグループ長である小林 繁氏は「松田さんの生き方やこだわりと、AQUOSのイメージを重ね合わせた」と語る。
「松田優作さんの信念をもった生き方、“みんな”に流されることのないこだわりを、当社のスマートフォン『AQUOS』のイメージに重ね合わせたいと考えました。CMやOOHでは、松田さんの持つ妥協を許さない厳しさと可愛げのあるユーモア、それぞれを表現したクリエイティブを展開していきます。当施策を通して、松田さんに憧れた世代はもちろん、松田さんをあまり知らない世代の方々にも響くメッセージを発信できるはずです。これを機に、『AQUOS』を改めて見ていただきたいと思います」(シャープ 小林氏)。
電通のクリエイティブディレクター 高崎卓馬氏は、制作を振り返り次のように語る。
「まさに『松田優作に会いに行く』という感じだった。松田美由紀さんから伺うエピソードは、どれも今の時代に足りないもののような気がずっとしている。精度をあげ、完成に近づくにつれ違和感も明確になる。表情の一部を直すと、別の場所が気になる。それの繰り返しだった。この仕事は終わらないんじゃないかと思うことが何度もあった。
松田美由紀さんにチーム入ってもらい、すべてのステップに参加してもらえたのは大きかった。松田優作というひとのその佇まいだけじゃなく、物事の考え方、他人との対峙の仕方、愛情の示し方、いろんなことをインプットしてもらえた。どんなに調べてもどんなに精度をあげても他人にはわからないものがある。それを注入してもらった。
もし松田優作という人に会えたなら、おそらくこの何千倍もの衝撃と影響を受けただろう。東映ツークン研究所の技術の蓄積と、平田(大輔)監督の粘りと、ロボットチームの丁寧さが映像の質に直結した」(クリエイティブディレクター 高崎氏)。
スタッフリスト
クリエイティブスーパーバイザー
松田美由紀
CD
高崎卓馬
AD
柴谷麻以
CPr
中野良隆
制作Pr
須藤江理、安部拓人
演出
平田大輔
撮影 | 田口純也 |
照明 | 堀 智志 |
美術 | 栗林由紀子 |
編集 | 明石風太(オフライン)、高橋佳祐(オフライン)、山本 諭(オンライン) |
CG(松田優作) | 美濃一彦 |
音声AI(松田優作) | 長谷川雄一 |
カラリスト | 有賀はるか |
音楽 | 冨永恵介 |
MIX | 安達 識 |
ST | 北澤“momo”寿志 |