熱帯夜エアコン使用「つけっぱなし派」「切タイマー派」ほか意識調査、ダイキン工業

ダイキン工業は7月5日、熱帯夜の睡眠時の熱中症対策とエアコン使用に関する意識調査の結果を発表。専門医によるコメントや上手なエアコンの使い方のヒントについても紹介した。意識調査は6月6日~8日に実施し、20~60代530名が対象。

意識調査によると、熱帯夜の睡眠時や起床時に「体の不調を感じたことがある」人は約7割。軽度なものを含め熱中症を発症した可能性がある人が多くいることがうかがえる結果となった。

熱帯夜の睡眠時におけるエアコン使用率は約8割。使用している人のうち、「つけっぱなし運転派」(46.1%)と「切タイマー運転派」(43.5%)が、ほぼ同数。積極的に熱中症対策をしている人は、エアコンを「つけっぱなし」にする傾向も見られた。

イメージ グラフ 熱帯夜の睡眠時の熱中症対策とエアコン使用に関する意識調査

熱中症患者の治療にも携わる、帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長・三宅康史氏は「熱帯夜、体調に違和感なく入眠したにもかかわらず睡眠時や起床時に体の不調を感じた場合、軽い熱中症の可能性も疑ってみてほしい」「翌日に疲労と熱中症リスクを持ち越さないためにも、過ごしやすい睡眠環境づくりの意識を」とコメント。また、見落とされがちなのが「湿度」だと指摘する。「室内の湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体の中に熱がこもりやすくなる。蒸し暑い夜にはエアコンで冷房や除湿をするなど、温度や湿度管理に注意」としている。

ダイキン工業は、「結果はあくまでも一つの目安、住環境や気温等によって結果は変化する」としたうえで、温度を変えずに湿度を下げ、手部や頭部の皮膚温度が低下した実験結果や、「切タイマー運転」でエアコン停止後に、暑さ指数が高まった実験結果を紹介。エアコンを「つけっぱなし」にすることで、一般的に熱中症の危険性が低いとされる程度の暑さ指数に抑えることも可能、快適な睡眠にもつながるとの考えを示した。

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