夏季の売上増を図るスキンケア商品 海の家コラボでオールシーズンアピール、ニベア花王

20~30代の若年層を中心に紫外線対策を訴求

ニベア花王は7月1日~9月1日、神奈川県藤沢市の「片瀬東浜海水浴場」で、海の家とのコラボキャンペーンを実施する。海の家のシャワー室や更衣室に同社のスキンケア商品を設置。ニベアは「寒い時期の保湿ブランド」というイメージが強く、この取り組みを通じてオールシーズンで使えるスキンケアブランドというイメージを強化する狙いがある。同海水浴場に多く訪れる20~30代の若年層を中心に、認知度向上を図る考えだ。

写真 商品・製品 ニベアブランド

「夏の印象」を高め、夏季の売上拡大を図るニベアブランド

期間中に数十万人が訪れる片瀬東浜海水浴場の海の家15店舗に同ブランドのスキンケア製品を設置。シャワー室には「ニベア クリームケア ボディウォッシュW(ダブル)保水美肌」、更衣室には「ニベアUV ディーププロテクト&ケア ジェル」「ニベアUV ウォータージェルEX」「ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング」を設置した。一部店舗ではニベアデザインのビーチパラソルのレンタルも行う。

海の家とのコラボは今回が初の試み。同ブランドは、ほかのブランドと比べて海水浴で使用されていない課題があり、今回の取り組みでニベアにも海水浴時の紫外線対策に適したアイテムがあることを周知したいという。

ビジネスユニット1 マーケティング担当の稲葉裕介氏は「ボディウォッシュにも、汗ばむ時期にぴったりの、『すっきり洗えるのに肌うるおう』タイプがあることもぜひ知って頂きたい」と話し、ボディミルクやボディウォッシュも合わせて夏場の利用シーン拡大を図る考えを示した。

ニベアは「青缶」や「寒い時期の保湿ブランド」といったイメージが強く、夏季(5~8月)と冬季(10~1月)の売上差は4対6だという。一方、温暖化の影響で暑い夏の期間が年々長くなっており、同ブランドも日やけ止めを中心に夏季の売上構成が高まっている。今後は冬季の売上だけでなく、「夏の印象」をさらに高めることで夏季の売上を上げていく方針を掲げる。

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