パナソニックとトヨタのまちづくり PLTがグループブランドを策定

プライム ライフ テクノロジーズ(PLT)とグループ5社が11日、グループブランド「未来をまちづくるPLT」を新たに策定した。

プライム ライフ テクノロジーズは2020年1月、パナソニック社とトヨタ自動車の折半出資により、「くらしとテクノロジーの融合」による未来志向のまちづくりを目指す会社として設立された。

同グループではパナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム、パナソニック建設エンジニアリング、松村組の5社を擁し、個社毎の住宅関連事業や建設事業を展開するとともに、「まちづくり」を重点テーマとして取り組んできた。これまでに愛知県みよし市の「MIYOSHI MIRAITO(ミヨシミライト)」、福島県伊達市の「Up DATE City (アップデートシティ) ふくしま」などを展開。地域課題の解決へ向けた未来志向のまちづくりを行ってきた。

そうしたなか同社では2023年5月の中期経営計画において、従来型のメーカー・ビルダーから、デベロッパーとして社会課題を解決する多様なまちづくりを継続的に行う循環型ビジネスモデルを構築すると表明。将来的に「自分らしい暮らしのできる、まちと住まいを提供するサービス事業者」を示す「くらしサポート事業者」へ進化することを成長戦略の中核に掲げた。

今回、新たなグループブランドを共通の旗印として掲げることで、事業会社各社の多様な技術力・リソースと結束力をまちづくりに結集させ、変革を加速させるとしている。

「未来をまちづくるPLT」のグループ共通ロゴ。社会課題を解決した「まち」に、望んだくらしが生まれ、人がつながり笑顔が広がる、というゴールを表現した。

新グループブランド「未来をまちづくるPLT」は、グループ各社のブランド表示と共に展開される。グループブランドには“「まちづくり」は開発して終わりではない、「まち」を育てていく継続的な活動である”という想いから、「まちづくる」という言葉が採用された。

「まちづくり」と「まちづくる」の概念図。

さらに顧客に対しては「4つの約束」(ステートメント)を定めて宣言することで、同社グループに対する理解の促進を図っていく。

ステートメントは下記の通り。

【約束1】空間資源を有効活用し、社会課題の解決に向けて、未来をまちづくる。
【約束2】住み替えたくなるまちから住み続けたくなるまちへ。
【約束3】生活の質を向上し続けるとともに、自分らしい居場所のあるまちへ、未来をまちづくる。
【約束4】まちの価値を創るバリューイノベーターとして、地域に根を張り、未来をまちづくる。

同グループでは、大都市への人口集中、地方の活力低下、少子高齢化、気候変動といった顕在化する社会課題に目を向けるとともに、今後、「住替え、移住希望者に、自分らしい暮らしのできるまちと住まいの提供」に向けて、買取再販事業や賃貸管理事業を含むストックセグメントの取り組みも加速させていくとしている。

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