パッケージの色味がユーザー獲得のカギ ノンアル市場を開拓する「グリーンズフリー」、キリン

リニューアルでより色味のこだわりを強調

キリンビールは、ノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー」をリニューアルした。7月製造品から全国で順次切り替える。今回のリニューアルでパッケージと中味を改善。2023年4~6月の購入者の約3割がノンアル・ビールテイスト飲料の非ユーザーで、同社のほかのノンアル・ビールテイスト飲料よりも非ユーザーの割合が高い。2024年4~6月の出荷も前年同期比117%と好調に推移しており、今回のリニューアルを通じておいしさの進化を伝えていきたい考えだ。

同社は、健康志向の高まりで、ノンアルコール・ビールテイスト飲料市場の持続的な伸長を見込んでいる。23年3月末のリニューアル後、今年は一度もリニューアル活動を行わなかったにも関わらず、引き続き好調を維持している状況だ。

イメージ 商品 中味とパッケージを改善した「キリン グリーンズフリー」

中味とパッケージを改善した「キリン グリーンズフリー」

同商品は「ビールに近い爽やかな味わい」が強みで、ノンアルコール・ビールテイスト飲料に対する「おいしくなさそう」という先入観を払しょくしているという。今回のリニューアルで中味を改善。原料の配合にこだわることで、現行品の課題としてあった「水っぽさ」や「嫌な雑味」を抑え、爽やかで飲みごたえのあるおいしさを実現した。


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