パッケージの色味がユーザー獲得のカギ ノンアル市場を開拓する「グリーンズフリー」、キリン

パッケージに描かれた聖獣の色味をより明るくして視認性を高め、品質感や味覚期待を強化。同社マーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当ノンアルチームの岡本理沙氏によると「『グリーンズフリー』のパッケージは、ベースカラーの『エメラルドグリーン』から『爽やか』『気持ちが上がる』といった味覚・情緒期待が伝達されており、他のノンアルにはない独自の価値として評価されている」という。ベースの色味改善にこだわることで、現行品の良さを踏襲しつつ、よりおいしさを感じられるように進化したと手ごたえを語った。

ノンアルカテゴリーは、「ノンアルはビールが飲めない時に仕方なく飲むもの」「あまりおいしくないもの」という認識も強い一方、おいしさの進化によって、昼間からノンアルを飲んだり、夕飯時にもあえてノンアルを取り入れたり、日常の中で利用する人も増えているという。

岡本氏は「今回の『グリーンズフリー』リニューアルを機に、おいしさの進化とともに、ノンアルの新しい楽しみ方を伝達していきたい」「ノンアルを通じてお客さまの日常をより幸せにすることができたら嬉しい」と期待を込めた。

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