人事とマーケティングが初連携 酒を飲みながら就活相談に乗るプロジェクト、アサヒビール

「スマドリ」で自分らしい就活を応援

アサヒビールは7月9日、就活に臨む学生と同社の社員がキャリア形成に関するトークを行う「スマドリ キャリアセッション」を実施した。場所は「plugin lab 慶應義塾大学」(東京・港)。同社はお酒を飲む人も、飲まない人も体質や気分に合わせて自由に楽しく飲む「スマートドリンキング(スマドリ)」を推進。その一環で大学生や大学院生の就職活動を支援する「スマドリ就活応援プロジェクト」を展開し、同社のマーケティングと人事が連携して取り組んでいる。

ドリンクを楽しみながらアサヒビール社員と学生がキャリア形成について語り合った「スマドリ キャリアセッション」

9日の「スマドリ キャリアセッション」には28人の学生が参加。「普段はお酒を飲めない・飲まないが、アサヒビールに勤める社員」4人が4つのテーブルを回り、学生たちに自身のキャリア形成に関する体験談などを語った。学生たちはノンアルビールなど好きなドリンクを飲みながら、和気あいあいとした雰囲気の中で、仕事の向き合い方やキャリアなどに関する質問を社員に投げかけた。

参加者の中には食品メーカーへの就職を志望している学生も。「お酒を飲みながらの会で、楽しく取り組めそう」といった理由や、周囲に就活している人がまだおらず、ほかの学生や社員との情報共有を求めて参加した学生もいた。

学生からは、新卒時の入社理由や転職理由のほか、「将来海外でのキャリアを積むためにどうしたらよいか」「お金になるけどやりたくない仕事と、お金にならないけどやりたい仕事、どっちを選んだほうがよいか」といった将来を見据えた質問も見られた。セッションを終えた学生からは、「お酒を飲まないスタンスの社員がウイスキーブランドの担当として活躍しているという話が印象的だった」という声などが寄せられた。

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