アパレル業界の「独特さ」に則した研修で、学びを即実務に活かす!

 


自社EC事業の大幅成長を目標に掲げた株式会社ジュンは、各ブランドのEC担当者を中心にブランドを横断したマーケティングのオリジナル研修を宣伝会議と開発し実施をした。
研修を依頼したきっかけや、共同開発時のこだわりなどを、本研修を企画したEC事業統括 EC SALES事業部責任者 執行役員の石川剛氏とEC事業統括DIGITAL MARKETING事業部DIGITAL COMMUNICATIONチームの乾新平氏に聞いた。

石川剛氏(右)、乾新平氏(左)

━━まずは、御社の教育体制についてお聞かせください。

基本はOJTが中心です。他に先輩社員と新入社員の方が一緒に成長していくことを目指す「アカンパニメント・パーソン」制度や、新入社員の方がチームに馴染むためのコミュニケーションをサポートする「コーワーカー」制度があり、上司・部下という関係だけでなく、個人の成長をサポートする仕組みがあります。

自社ECを大幅成長させるために、個々の力を結集する機会が必要に

━━その中で、新たに研修を実施されようと考えたきっかけについて教えてください。

石川:大きなきっかけは、自社EC事業の大幅成長を新たな目標に掲げ、ブランドごとに分散していたEC担当を集めた新組織が誕生したことです。
しかし、いざ横軸で動き出すと、ブランドごとに知見・ノウハウのばらつきがあることがわかりました。おそらく、今まで各ブランドごとに事業を行う縦割りの中、OJTで教育していたので各々のチーム内で独自理論が発展していたのだと思います。
このタイミングで知識のばらつきを解消しないと、せっかく横につながり、人が集まっても大きな力になりにくいと感じました。そこで、社外から知見を手に入れてEC担当者のスキルの平準化を目的としたボトムアップと、戦略策定を担うメンバーのスキルの引き上げを図ることにしました。

アパレル業界特有の課題に則した研修で即実務に活かせる研修を

━━なぜ、研修を依頼する際に既存の研修メニューではなく、カスタムメイドのアジャスト研修を選択されたのでしょうか?

:やはり、自分たちアパレルのEC担当という業種と目的に特化した内容で研修を作ることが出来る、という点が大きかったです。

石川:今回は、学びを即実務に活かせるようにしたいという目的があったのと、アパレルのマーケティングは絶妙に独特だと思うので、その独特な感じに則した内容に出来るという点に魅力を感じました。

━━アパレルマーケティングの「独特さ」とはどのようなところでしょうか?

石川:水や洗剤などの一般消費財と違い、「物」自体に流行り廃りがあり、それが速いテンポで入れ替わる上に、絶対に必要なものでもないという点です。
一般的なマーケティングの講座や本で独学すると、扱うものが一般消費財をテーマにしたものが多いため、活かそうとしても置き換えを自力で行う必要があり、学んだ内容をすんなり受け入れられない難しさがあります。

:自分自身は、前職が広告代理店だったので様々な業界を担当していましたが、アパレル業界は転職してこの会社がはじめてです。その立場からも、やはり他と比べると難しい業界だと感じています。
石川が言うように、「物」が変わるし、流行り廃りがあるというのもそうですが、過去のデータがそのまま使えない、というのも大きな独特さだと思います。
たとえば、去年売れたものが今年は同じ手法では売れないこともこの業界ではよく起きます。去年は全く注目されなかったキーワードが、今年突然注目されるなど、打ち出す際に過去のデータが使えないことも間々あります。
こういった、先が読みづらく、過去のデータも使えないという点で独特で、難しいと感じています。

━━そこで、アパレルに特化したマーケティングの研修が出来る、アジャスト研修にされたのですね。

石川:そうですね。

知識の定着を目指し、座学の後にアウトプットの機会を設けた研修に

━━研修内容を決めるうえで、こだわったポイント等はありますか?

石川:即実務で活かせるように、座学だけにしないという点はこだわりました。
自分自身、宣伝会議さんの研修を個人で受けた経験があるのですが、その際に座学だけではなく、学びをアウトプットしてそれについて誰かからコメントをもらったり、他の受講生の意見を聞いたりする事で、より知識が定着していく実感がありました。なので、アパレルの独特さを研修に盛り込んでしまうことと座学だけにはしない、という点はこだわりました。

:私は、研修実施までの具体的な進行を担当したのですが、タイミング的に下半期の戦略策定などを控えている時期だったので、それに間に合うように、そこですぐ学びが活かせるようにと考えました。また、共通の知識を持つことで、ブランドを横断して集まったメンバーがお互いに最低限同じ目線で会話が出来るように知見を底上げしたい、という部分も考えていました。

━━実際に宣伝会議と協業してみていかがでしたか?

:事前に、受講する社員のペルソナシートを作成する機会があったり、実状に合わせるためのヒアリングのようなものがきめ細やかだった点が印象に残っています。建前だけではない寄り添いがあり、安心して研修をお任せできました。
また、そういった部分が受講生のアンケートの回答の満足度、活用度の高さにもつながっていると思います。

チームの目線が一段上がった研修後

━━受講後の変化や実感等についてもお伺いしたいです。

石川:普段、横並びで学ぶ機会がなかったので、自分の現在地を知ることができお互いに刺激になったという声もありました。
また、実感という部分でいうと、チーム内の共通言語や知識を作る目的では、研修はタイムパフォーマンスが良いなと感じています。よく、チーム内で共通知識を持つために同じ本を皆で読むことがあると思いますが、講義形式の研修だとそれが全員で2時間ほどでかなう。これも大きな魅力だなと実感しました。
:変化で言うと、メンバーの目線が一段上に上がったように感じています。知識を一度そろえて全体のボトムアップを図っているので、会話のステージが上がりました。これによって、今後成果的な面でも良い変化が起こっていくのではないかなと思います。
小さな変化が徐々に波及していき大きな変化になっていく兆しを感じています。

advertimes_endmark

業界ならではの課題感に特化したカリキュラムを作るためにジュン様が活用したのは……
宣伝会議の「アジャスト研修」でした。
 
自社や業界の課題に合わせて、講座カリキュラムを共同で開発できるのが、宣伝会議の「アジャスト研修」です。アパレル業界をはじめ、メディカル領域、食品・飲料領域、BtoG領域などの実績がございます。詳細はぜひお問い合わせください。

お問い合わせ

株式会社宣伝会議 教育事業部

MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事