リテールメディアで「接客の拡張」 売り場連動型の紙媒体で接点拡大、イトーヨーカ堂

写真 「はとぼん」と「ポカリスエット」の売り場連動

「はとぼん」と「ポカリスエット」の売り場連動

フリーマガジン「はとぼん」の創刊号では、メーカーとのタイアップとして、大塚製薬の「ポカリスエット」シリーズを特集し、熱中症対策のための効率的な水分補給を解説する。イトーヨーカドーの対象店舗では、「はとぼん」を通じて「ポカリスエット」の製品特性や、背景にある思いを伝えるための取り組みを進めるという。

 

第1特集として、イトーヨーカドーの総菜100品を比較し、ランキング形式で紹介するコンテンツも掲載。第2特集では、今年の暑い夏に最適なスイーツを紹介する。コーナーの一つ「はとCafe」では、人気グループ「THE RAMPAGE」の吉野北人氏のインタビューを掲載する。

現状の発行部数は5万部だが、今後、顧客や店舗、広告主の意見も参考に、今後の展開を検討したいという。同社は「スタートしたばかりだが、お客さまや広告主から高い評価をいただいている。『はとぼん』のコンセプトである『売り場連動のフリーマガジン』というあり方についても、さらに深掘りしていきたい」とし、顧客が求めている情報や適切なフォーマットについて、試行錯誤を重ねる考えを示した。

イトーヨーカドーは、食品売場のレジエリアに約 30 インチのデジタルサイネージを設置しており、台数は2024年6月時点で770台以上(117店)。
イトーヨーカドーアプリや「はとぼん」などとの連動により、オンラインとオフラインの両方で顧客へのアプローチが可能になる。これにより、顧客が店舗を訪れる前の商品認知から、店舗での購入を後押しするまで、一貫したコミュニケーションを可能としている。

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