インテージは2024年7月16日、2024年上半期「売れたものランキング」のレポートを発表した。同社では半期ごとに「小売店販売データ、SRI+(全国小売店パネル調査)」を用いて、日用消費財の売れ行きに関する分析結果を発表している。
2024年上半期に前年比で金額が上昇したランキングの1位になったのは、パックの154%。続く2位が、靴クリーム(133%)で、外出機会の増加に伴い、需要が拡大した。
1位のパックは女性での購入率(期間中に1回でも商品を買った人の割合)も増えており、全体では昨年上半期の15.0%から18.5%に上昇。年齢別では30代女性で18.6%から24.1%に伸び、40代でも5ポイント増の20.8%と、年代別で最も高かった15~29歳女性の購入率(25.1%)に近づきつつある。
インテージでは前年比で売れ行きが落ちているランキングも発表。こちらは1位が検査薬(47%)、2位がマスク(75%)で、コロナの時期に売上を伸ばした衛生用品が上位を占めた。