若手発案の新事業が独立 ヘアアイロンのシェア事業をスピンアウト、NTTドコモ

山下氏は「このサービスはシーンに応じて刺さりやすい層や課題の深さも変わってくる」とし、「これから人と会う予定がある女性には特にニーズのあるサービスだと考えている」と話した。

「女性は髪の毛を巻き直す際、短い時間でヘアアイロンを利用する人が多いが、巻き直したいタイミングは頻繁に発生するため、短い時間でも良いので何度も利用したいという人が多い」と山下氏。そのようなニーズに対応するため、秋以降は月額プランも提供する予定。利用5分前から予約が可能となる機能も導入する。

新サービスのPRではSNS広告やインフルエンサーを活用したマーケティングも実施する一方、山下氏は「実際に利用できるスポットを一気に展開していくことが一番のPR戦略」と指摘。最終的に全国約3500ヵ所まで貸し出しスポットを増やしていく予定だ。今後はヘアアイロンのシェアリングサービスだけでなく、化粧品やヘアケア商材のテスターの提供などのサービスを拡充する考えで「いつでもどこでも綺麗な自分に戻れる『美のインフラ化』を目指す」と意気込みを語った。

新会社への出資は、ドコモのほか、「ポーラ・オルビスホールディングス」と「Connectete」が実施。資本金は300万円。将来的には、全国のドコモショップや同社サービスとの連携なども検討しているという。NTTドコモはスピンアウトした事業が新たな顧客接点となってグループのスマートライフ事業と共に成長することに期待を寄せる。

advertimes_endmark

1 2 3
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ