スキンケアを自由研究に 次世代の顧客獲得を図るワークショップ、コーセー

研究テーマに悩む家庭に題材を提供

コーセーは小学生の夏休みの自由研究の題材を提供するワークショップ「なつやすみメゾンラボ」を開催する。場所はグループ会社のコーセープロビジョンが運営する直営店「Maison KOSÉ銀座」で、期間は7月20日から8月23日まで。ワークショップでは「コスメ」「洗顔」「日やけ止め」の3種類のコースを用意。子どもたちにサイエンスの観点から化粧品や美容の楽しさに触れてもらうほか、スキンケアの重要性を知ってもらう考えだ。

写真 夏休みの自由研究の題材として3つのテーマを提供する「なつやすみメゾンラボ」

夏休みの自由研究の題材として3つのテーマを提供する「なつやすみメゾンラボ」

同ワークショップは同社初の取り組み。「グローバル」「ジェンダー」「ジェネレーション」の頭文字をとった「3G」をキーワードに新規客づくりに力を入れており、今回の取り組みは「ジェネレーション」にフォーカスした次世代支援施策。これまで肌に関心がなかった子どもたちのほか、同行する親世代に体験価値を提供し、新たなファンの獲得につなげる。

夏休みでは子どもの「自由研究の題材」が悩みだという家庭が多いことも着目し、小学生向けのワークショップを企画。化粧品の研究・開発は、化学、生物学、薬学といったサイエンスと密接に関わっている上に、紫外線などの自然環境や多様性を育む感性との関連性が強く、自由研究と親和性が高い分野だという。この企画を通じて同社と直営店舗の認知度向上を図る狙いもある。


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