小学生低学年から高学年向けまで対応した3つのテーマを用意。学年に合わせた難易度やテーマにしている。各回5人で、1日4回実施。全日程でトータル700人が参加でき、予約率100%を目標に掲げる。
低学年向けの「化粧品で楽しく遊ぼう!うちわに色付け体験」では、アイシャドウやチークなど様々なメイクアップ化粧品に触れて、その感触や色味を体感した後、好きな化粧品をその場で絵具にアップサイクルして、うちわの色付けを行う。中学年向けの「洗顔の大切さを学ぼう!もちもち泡体験」では、「泡」の特性や泡立ての必要性について学び、肌にやさしい「キメの細かいもちもち泡」のつくり方をレクチャーする。
高学年向けの「楽しく学ぼう!日やけ止め研究」は、サイエンス要素を意図的に多く盛り込み、紫外線から肌を守ることの重要性や、日やけ止めが紫外線を防ぐ仕組みについて、実験を通して学ぶことができる。洗顔や日やけ止めに関する体験からは「スキンケアは大人がやっているもの」という認識を変え、子どもにとっても身近なものだと感じてもらいたい考えだ。
化粧品事業について同イベント企画担当者の北山日和氏は「次世代に対する価値提供の幅がまだまだ少ないと考えている」という。同社は日やけに関する講座なども実施しているが、同社や直営店ならではの体験価値提供には開拓の余地があるとしている。今回の取り組みを「夏休みの自由研究という新しい切り口から次世代に対して価値を提供するチャレンジ」だと話した。
親世代を巻き込んだ「新しい世代への取り組み」として、北山氏は「子どもと保護者がビューティー分野をより楽しんでもらえるようになれば嬉しい」と期待を込めた。