「哺乳器はリサイクルが当たり前」の認識を拡大
赤ちゃん本舗は哺乳器を回収して資源循環させる「哺乳器回収リサイクル」の啓発イベント「哺乳びんリサイクルでつなぐ育児のバトン」を6月28日に開催した。場所は「グランツリー武蔵小杉スマイルスクエア」(神奈川県川崎市)。同社と哺乳器メーカーのピジョンが実施している回収活動によって、2022年8月から累計1万7千本の哺乳器を回収した記念として実施し、当日は39組の親子などが参加した。
哺乳器回収と「マタニティマーク」贈呈の様子
ピジョンの哺乳器はプラスチック製と耐熱ガラス製の2種類があり、日本国内のシェアは85.4%を占める。プラスチック製の哺乳びんは細かく素材別に分別して回収する仕組みがないほか、耐熱ガラス製の哺乳びんは一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われるため、リサイクルが進んでいない課題がある。
ピジョン設計開発部の田野辺峻氏は「哺乳びんは思い入れのある育児用品のため、捨てずに保管されている方が多い」と話す。現在の各自治体ではリサイクル活用するのが難しい実情もあるという。