「ウィルキンソン」120周年 菅田将暉出演の新CMで利用シーン拡大狙う、アサヒ飲料

「ウィルキンソン」は1889年に兵庫県の宝塚で天然炭酸鉱泉を発見した英国事業家「ジョン・クリフォード・ウィルキンソン」氏が由来。1890年に食卓用ミネラルウォーターとして日本で事業化し、「TAKARADZUKA MINERAL WATER(宝塚ミネラルウォーター)」の海外輸出をスタート。1904年に香港法人「ゼ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラルウォーター・コムパニー」を設立し、「ウヰルキンソン タンサン」を発売した。

戦時中には敵国企業として資産凍結されたが、戦後に資産を返還され、「バヤリース」の国内販売でアサヒグループホールディングスの前身である「アサヒ麦酒」と販売契約を締結。1980年には販売不振と製販体制の見直しのため商標権を朝日麦酒に移転した。その後、「ウィルキンソン」ブランドも朝日麦酒に譲渡。ブランドロゴの変更や大容量商品の販売などでブランド認知の向上とファン層の拡大を進めてきた。2011年に発売した500ミリリットルペットボトルは炭酸水の直接飲用という新しい文化を訴求したことで、2012年に炭酸水ブランドNo.1を獲得した。

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