熱中症の救急搬送急増、啓発活動で命を守る飲料メーカー 産官連携を深化

これらの啓発活動を通じて、ポカリスエットの製品認知や製品価値の理解促進へと繋がっていると考えている。2021年度は日本国内で2419万ケース、海外で2916万ケース。2023年度は日本国内で2778万ケース、海外で3682万ケースとなった。年代、世代、季節を問わず、暑熱環境での労働やスポーツ時、風呂上がりなど、汗をかくシーンや水分・電解質補給を必要とする場面において利用されている。直近では特に「900ミリリットル」が好調に推移し、ブランドをけん引。個人での利用に加え家族で飲む需要が拡大し、家庭内外で使用されている。

熱中症をゼロにするためにより積極的な解決策が必要だと考え、2018年7月に「ポカリスエット アイススラリー」を発売。暑熱環境下での活動をサポートするため、深部体温に着目し、身体を芯から冷やす製品だ。建設業、製造業、宅配業など業務のほか、スポーツでの活用シーンも拡大している。昨年は猛暑だったこともあり、20%以上の出荷数量増を記録した。今年4月にも昨年の2倍以上の注文があったという。

7~8月にかけ、CMやWEBを通したマス広告の展開に加え、日本全国で行われる夏フェスへの協賛のほか、インターハイなどのスポーツイベントを通して熱中症対策の啓発とポカリスエットの飲用機会を提供する考え。学校授業などにおける熱中症対策の啓発活動やデジタル施策なども展開し、「暑熱順化」「水分・電解質補給」「内部冷却」の啓発を行う。


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