ボシュロム・ジャパンは6月27日、1dayコンタクトレンズ「ボシュロム アクアロックス ワンデー UV シン」のテレビCM「続・滴る男」篇を公開した。2022年の「滴る男」篇に続き平野紫耀が出演しており、「乾いたeye より、滴るeye」といったフレーズとともに水の塊が流れる。
線状に流れる透明な水のすき間からは、平野さんの鋭い眼差しが見えるシーンもあり、水の潤いや平野さんの目を印象的に見せることで、「滴るレンズ」として打ち出した商品特性を訴求している。
ボシュロム・ジャパン「続・滴る男」篇(15秒)。
演出を務めたのは、山本一磨さん。企画の段階で、コミカルな会話が印象的だった前作のCMからは打って変わって「より王道なブランドであることを感じられるように。ボシュロム史上、最も完成されたレンズにふさわしい表現を」とオーダーがあった。「平野さんの目と、水をシンボリックにコラージュしました。平野さんと水の関係よりも、瞳と水との関係を感じられるように味付けしました」。
水を飛ばすにあたって、美術、技術の担当者と議論を重ねて約1 カ月かけて大型の水鉄砲を製作。平野さんに向かって四方八方から水の塊が飛んでくる仕掛けで、大量の水を使用した。美しい水の塊をつくり出すために、ポンプで水を圧縮して飛ばしている。まるでボクサーが迫るパンチをよけるようなしなやかな動作、目線の動きになるようアクションを考えた。
「細かい飛沫も飛ぶ中、目を閉じないように頑張っていただきました。水が当たってくしゃっと笑うシーンを採用していますが、クールに水を浴びている印象も残せるようにしました」。
撮影は、ハイスピードのカメラを使用。平野さんの動作も水の動きもとらえて、美しさが共存できるフレームレートに気を使った。音楽は水と戦っているような、強い印象のものに。「現在の彼が発信する表現や歌にも影響されています。誰が見てもわかるようなかっこよさを映しました」。
当初、水鉄砲以外の案も出ていた。たとえば巨大なウォータースライダーを滑り、大量の水しぶきと共に画面に迫ってきて、最後には目がアップになるというものだ。
「現実的に難しいものでしたが、平野さんの目と水を印象的に見せるという根本の狙いはそのまま。完成したCMではクールで大人な印象を醸し出せたと思います」。
山本一磨(やまもと・かずま)
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で映像を学ぶ。太陽企画にて映像演出を学ぶ。山本一磨演出事務所立ち上げ。ADC会員。TOYOTAGAZOO Racing 「GRシリーズ」、SHISEIDO「アルティミューン」、SCSKなど、数々の企業のCMを手がけている。
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スタッフリスト
企画制作
FIELD MANAGEMENT EXPAND
CD+企画+C
松井一紘
AD
尾坂圭介
Pr
江上耕介
PM
上田恵里、柄本凜生
演出 | 山本一磨 |
撮影 | 内田将ニ |
照明 | 米井章文 |
美術 | 柳町建夫 |
編集 | 小林真理(オフライン)、松田宏(オンライン) |
CG | 二瀬具洋 |
音楽 | 緑川徹、原口友也 |
作詞+歌 | SHNO XAVIER |
作曲+演奏 | JOSH GRANT |
MIX | 丸井庸男 |
ST | 横田勝広 |
HM | KAZUOMI |
CAS | 佐藤真充 |
出演 | 平野紫耀 |