創立100周年のブルボン、メタバースでブランドの世界観を演出

イメージキャラクター「プチクマ」が住む世界をイメージした新エリアを公開

今年で創立100周年を迎えるブルボンは、メタバースコミュニティ「ブルボンメタバース」で、ブルボン「プチシリーズ」のイメージキャラクター「プチクマ」が住む世界をイメージした「プチアイランドミニチュアエリア」を7月3日に公開した。「プチシリーズ」の世界観を楽しんでもらう目的で、20~40代女性と子どもをターゲットに想定。メタバースならではのキャラクター花火や、ミニチュア内を走る列車「くまのてせん」などの演出を用意した。

写真 店舗・商業施設 プチアイランドミニチュアエリア

メタバース内の「本社ビルエリア」に設置されたミニチュアの世界にアバターで入り込む演出を取り入れた「プチアイランドミニチュアエリア」

ブルボンメタバースは2023年6月29日にオープンした仮想空間。「お菓子な森」「ブルボン本社」「宇宙空間」の3つのエリアで構成されている。利用者は自身のアバターで各エリアを自由に移動しながら、ブルボンの歴史や商品について、キャラクターや動画などを通じて知ることができる。

「お菓子が持っている楽しさを伝える」ことを目的に、テーマ性のあるエリアやキャンペーンなどの企画を実施しており、企業と顧客の対話型コミュニケーションを実現することで、ファンの獲得やファン同士のコミュニティ活性化につなげている。

同社製品のメイン層は20~40代女性だが、ブルボンメタバースでは20~40代男性ユーザーのアクセスの方が多かったという。CM連動企画エリアのオープン時などは出演タレントのファンも大勢訪れるという。

通常のWebページと比較して滞在時間が長い傾向もあり、同社は「内容を充実させることでより楽しんでもらえるのではと、可能性を感じている」と話す。

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