花王のメイクアップブランド「KATE」は7月25日、「KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店」をオープンする。同店は、ブランド初のグローバル旗艦店となる。
店舗エントランスでは、「既成概念からの解放」と「新たな自分に出会う」をテーマとした映像を演出。
KATEのブランド担当者は同店について、「旗艦店でしか体験できない仕掛けを散りばめた」店舗だと話す。
「旗艦店と位置付けた『KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店』では、リアルとデジタルを融合することで、来店者の感性を刺激する体験を提供することを目指します。“ここでしかできない”体験を提供するとともに、新しいトレンドやコスメの文化を創造し、発信する。そうすることによって、これまで以上にお客さまとKATEを繋げる役割を担う店舗になり得ると考えています」(担当者)。
店内には、AI技術による顔印象分析からユーザーにあったアイカラーをレコメンドする「KATE iCON BOX」や、デジタルコンテンツと連動した商品ディスプレイなどを用意。体験要素が高いコンテンツを豊富に展開する。
画像左: 108色のアイカラーから色を自由に組み合わせ、オリジナルパレットがつくれるサービスはこれまでWeb限定のものだった。今回の開店を機に、初めて店舗に登場する。
画像右:「KATE iCON BOX」。
店舗のメインターゲット層は、ブランドのコアターゲットである10~20代と設定。若者文化やファッションの中心地でありながら、昨今は外国人訪日客も多く訪れる渋谷に出店することで、ブランドのグローバル化も推進していく。
「自己表現が溢れる街・渋谷は、若者文化やファッションの中心地であり、観光客も多く訪れる場所です。今や世界中から認知も高い“SHIBUYA”という場所には、多様な人々が集まり、グローバルな新しい文化も生まれています。そんな日本を代表する情報発信地である渋谷に旗艦店を構え、新たなメイクトレンドを創造・発信することで、グローバル全体でブランドとお客さまを繋いでいきたいと考えています」(KATE 担当者)。
同店のオープンを機に、KATEは今後アジアを中心にグローバルプロモーションを強化。さらに、海外の現地KOL(Key Opinion Leader)を旗艦店に誘致するなど、アジア各国への情報発信を推進していく。
「今後はKATEがグローバルで欠かすことのできない唯一無二の存在となり、アジア圏を代表する東京発のメイクブランドとして存在感を強めていきたいと考えています。そして、アジアの若年層をファン化することで、ブランドのグローバル化をより一層加速させていきます」(担当者)。