日常業務の「情シスあるある」をゲームにするには?
古野:そうなんですね。ちなみに、情シスすごろくって「情シスの日常業務やトラブルのあるあるを、どう回避して平穏に過ごせるかを競うゲーム」ですが、ルールづくりやゲームバランスの決め方ってどんな感じで進めていったんですか?
安江:こういうボードゲームをつくるのははじめてだったので、外部のプロのゲームデザイナーの方に企画段階では入ってもらいました。そこに自分たちの意見をどんどん足していく感じでした。
板垣:けっこうつくり方がおもしろくて、ゲームデザイナーの方からは、「何を伝えたいのか」「ゲームをプレイする前後でどんな心情の変化を与えたいのか」や、「ゲーム本編のストーリーの必要性」などについてたくさんのアドバイスをいただきました。もしボードゲームでなくても同じ目的が達成できるなら、別の方法の方がいいという話もありました。
そういったことを一つ一ひとつ整理してできたこのゲームの目的がこちらです。
「ゲームを通して、コミュニティに属する社外の情シス同士が共通のコミュニケーション取り合うことで、自分の仕事に自信と誇りを持ってほしい」
また、この目的を達成するためのアプローチを「情シスあるある」とし、ゲーム内容をすこしずつ形にしていきました。
「情シスすごろく」制作過程で実際に用いた、ゲームデザインのためのメモから。