夏場の紅茶市場を開拓 キリンの「アイスティー」コミュニケーション戦略

「夏のアイスティースタンド」を3都市に展開

キリンビバレッジは、「キリン 午後の紅茶」を無料提供する「夏のアイスティースタンド」を東京、名古屋、大阪の3都市で展開した。期間は、7月12~17日の6日間。オリジナルのティースタンドが登場し、氷の入ったオリジナルカップにアイスティーを注いだ。昨年から実施している「夏のアイスティー」コミュニケーションの一環で、秋冬に飲むイメージが強い紅茶カテゴリーを、アイスティーの魅力を伝える体験によって需要を高める狙いだ。

写真 東京・渋谷の会場で展開した「夏のアイスティースタンド」

東京・渋谷の会場で展開した「夏のアイスティースタンド」

会場は「渋谷キャスト ガーデン」(東京・渋谷)、「SAKAE HIROBAs」(名古屋市中区)、「阪急うめだサン広場」(大阪市北区)。アイスティーは6月にリニューアルした「キリン 午後の紅茶 ストレートティー」「キリン 午後の紅茶 レモンティー」のほか、7月9日に期間限定で発売開始した「キリン 午後の紅茶 TEA SELECTION SUMMER BLEND ICE TEA」の3種類を用意した。

俳優の目黒蓮氏と中条あやみ氏の特大ポスターも掲出。「#夏はアイスティー」のハッシュタグをつけて、アイスティースタンドでの写真をSNSに投稿することで、7月2日から期間限定発売した「キリン 午後の紅茶 Sparkling ライチスカッシュ」(500ミリリットル)をプレゼントするキャンペーンも実施した。

夏の暑いタイミングに午後の紅茶のアイスティーを体験できるイベントを実施することで、「夏はアイスティー」というイメージを醸成する狙いがあった。同社は昨年から、年間を通じた紅茶カテゴリー拡大戦略として、夏と冬の季節に合わせた飲用シーンの創造と提案活動を実施しており、夏の需要喚起に特に力を入れている。


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