人形劇でリアリティと癒しを両立 ディテールにこだわった漢方薬の新CM、クラシエ

2023年からストップモーションアニメによる人形劇で漢方薬を訴求し始めた背景について、砂橋氏は「人生の中で起こる様々な不調の様子を人形劇で描く事で、その症状の辛いイメージを和らげながら、より正確にリアリティをもって伝えられる」と話す。可愛らしいキャラクターや世界観を通じて、漢方を身近に感じてもらうことも期待している。

「漢方セラピー」の公式Xアカウントでは、漢方をより身近に感じてもらうための情報を発信するほか、CMに登場する動物キャラクターたちの日常を投稿していく予定。CMでは描き切れない各キャラクターの設定や、共感できる日常の定番ネタも紹介する。

2006年に誕生した「漢方セラピー」は、薬局やドラッグストアで展開する漢方薬ブランドで、50処方以上をラインナップ。ユーザー層は35~55歳の女性がメインだが、漢方薬の認知率や経験者の割合はまだまだ低く、更年期に伴う諸症状に効く漢方薬があるという事を知らない人も多いという。CMを通じて認知率を高めていく考えだ。

同CMの制作スタジオは、NHKキャラクターの「どーもくん」、フランスでロングラン上映を続ける「こまねこ」など、様々なキャラクターやコンテンツを生み出した「ドワーフ」。ストップモーション・アニメーション制作スタジオとして、オリジナル作品やコラボ作品を展開している。

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