第一生命保険の100%子会社である第一スマート少額短期保険は、X世代、ミレニアル世代、Z世代の“新たなチャレンジ”に対する意識調査の結果を発表した。調査対象は全国の10~50代の男女計1000名。
*本調査では、X世代:44歳~59歳、ミレニアル世代:28~43歳、Z世代:15~27歳とする。
主な調査結果は以下の通り。
チャレンジには意欲的だが、サポート不足が課題
調査対象者全体に対して『チャレンジに対する意識』を問う質問では、62.0%がチャレンジすることに意欲的な傾向であることがわかった。一方で、チャレンジしたくても一歩を踏み出せない人は83.6%。その理由として「資金不足(46.7%)」、「時間の不足(42.5%)」、「モチベーションの欠如(38.1%)」が上位にあがった。
また『チャレンジするためにあると嬉しいサポート』では、上位から順に「金銭的支援(44.5%)」、「情報や知識の提供(30.8%)」、「メンタル的支援(25.7%)」。新たな一歩を踏み出すためには「資金」と「時間」が必要であると感じている人が一定数いることが伺える結果となった。
チャレンジのアピール、Z世代が最も積極的な結果に
『チャレンジをする際は周囲へアピールするか』という設問では、チャレンジ行為や結果を「成功するまでは周りの人に伝えない(61.5%)」、「チャレンジする前はできるだけ隠す(60.6%)」と、チャレンジのアピールについては消極的な結果になった。
一方で同結果を世代別でみると、「チャレンジする前から周りの人に伝える(Z世代:46.1%、ミレニアル世代:29.7%、X世代:26.4%)」、「周りには伝えないがSNSなどで投稿する(Z世代:39.4%、ミレニアル世代:22.5%、X世代:16.5%)」となり、Z世代が周囲へのチャレンジアピールに積極的な傾向にあることがわかった。
さらに、『チャレンジをしたい事柄』を伺ったところ、Z世代は「仕事・転職・副業(15.8%)」、ミレニアル・X世代は「スポーツ・運動(ミレニアル世代13.5%、X世代14.5%)」が1位にあがりました。
Z世代、「他者からの評価」にストレス感じる
さらに、『自分自身にチャレンジ精神があると感じるか』と設問に対して、Z世代は50.6%、ミレニアル世代とX世代は同率で43.1%が「ある」と回答。しかし、『チャレンジ精神における、自己認識と他世代からの評価や期待とのギャップ』については、「ギャップを感じる(55.5%)」「ストレスを感じる(55.7%)」と、全体の半数以上が、自己認識と他者からの評価にギャップとストレスを感じていることが明らかになった。
「他者からの評価にストレスを感じる」と回答した人を世代別にみると、Z世代:57.5%、ミレニアル世代:53.9%、X世代:55.6%。チャレンジ精神における他者からの評価においてはZ世代が最もストレスを抱えていることがわかった。
今回の調査を実施した第一スマート少額短期保険は、調査結果から、多くの人がチャレンジに積極的でありながら、時間や資金の悩みや心配が存在し、特に金銭的支援が必要とされていると分析。
また、チャレンジを公表する際のアプローチには世代間の差異があり、Z世代はSNSを利用する傾向が見られる。世代ごとの関心や価値観を理解し、チャレンジを促進し、適切なサポートが必要なのではないか、とまとめた。