スタートアップ企業の広報に聞く、注目キーワード17

革新的なサービスや技術を持ち、社会課題を解決する担い手として期待が集まるスタートアップ企業。「広報活動」を通じて認知度を高め、企業の魅力を印象づけ、成長を加速させています。『広報会議』では、スタートアップ企業の広報担当者に、今気になる社会事象やキーワードについて聞きました。本稿ではその一部を紹介します。

「環境、医療」編

「2025年問題」
団塊の世代が全て後期高齢者に。シニア向けサービスの需要はより高まる

「医療の2040年問題」
高齢社会の進展に伴い、医療需要の急増と医療資源のひっ迫が予測され、安定的な医療システムの持続可能性が危ぶまれる

「少子高齢化」
日本の課題であり、特に地域はこれが深刻。ここを解決するにはAIなどのテクノロジーによる革新的な取り組みが必須と考えている

「GX2040ビジョン」
GXに向け産業・社会構造の転換を目指す、国家戦略に注目

「生物多様性」
日本は、生物多様性が豊かな国。日本社会にとって、中長期的な価値の維持・向上を考えるにあたり必須の視点

技術、システム編

「6G」
次世代の移動通信システム。あらゆる産業や社会活動の基盤に

「エコーチェンバー」
都知事選でも多く語られていたワード。自分が受け取ったり、共感する社会の情報が偏っていないか今一度客観視したい

「2025年の崖」
各種レガシーシステムの保守サポート終了やIT人材不足の加速に伴い、新たなデジタル技術への移行が加速していくだろう

「ファクトチェック」
事実とは異なる情報だと後で分かることも少なくない。その時には誰かが傷ついている。真実を自分たちで知る力については、リテラシー含めて議論が必要だ

「生成AI」
メディアの注目が確実に高いテーマ

ワークライフ、教育編

「プレゼンティーズム」
健康問題によって業務効率が落ちている状況のこと。労働損失などを試算し、対策を取るという未病・予防の動きに注目

「人的資本経営」
日本での人的資本への投資はまだまだ小さく、人手不足・生産性向上のニーズを受けて拡大が予想される

「外国人材の活躍推進」
人口減の日本の成長において重要なテーマだと思う

「人手不足」
どの業界でも共通した課題であり、検討・対策が必要。人手不足を解決できるビジネスが新たに生まれるチャンスでもある

「不登校問題」
通信制高校だけでなくフリースクールのニーズも高まってきている。いつでもどこでも子どもたちが平等に教育を受けられる教育環境を整える必要がある

「Personal Health Record」
PHRはデジタル化させた個人の健康・医療・介護に関する情報のこと。大阪・関西万博でのPHRに関するパビリオン展示なども

「DE&I推進」
DE&Iの機運が高まる一方、表面的な取り組みは冷静に生活者から見透かされる時代に

『広報会議』2024年9月号では、スタートアップ企業の広報活動を100事例紹介。詳しくはこちらから。

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