新規客の獲得とブランドイメージの向上につなげる
ドミノ・ピザ ジャパンが展開する宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」は、サイドメニューで人気の「プレミアムシェイク」の名称を7月22日から「ドミノシェイク」に変更した。シェイクもメインメニューとして訴求し、名称変更を通じて認知拡大につなげる狙いだ。社名がついたネーミングによって、代表的なアイコンとなる商品を想起させる効果があるという。同日から「夏限定シェイク」として「カシス」「アップル」「マンゴー」の3種類を全店で数量限定販売した。
店舗限定の「表参道シェイク」4種。人気商品は全国販売を予定(販売時期未定)
これまで、ドミノ・ピザで社名がついている商品は1985年の創業以来、「ドミノ・デラックス」しかなかった。シェイクは2019年の発売以来、累計600万杯以上の売り上げを誇る大人気商品で、年齢や性別問わず人気を集めている。一部店舗を除いてデリバリーの最低注文金額を設けていないため、シェイクのみの注文も少なくないという。同社は「これからのドミノ・ピザの人気を担っていく商品」と期待を寄せている。
同社はピザ屋だが、同時にピザ以外にも自信を持って提供できるメニューが多数ある。好評なシェイクをピザと並ぶ看板商品として育てていくことで、新しい客層を開拓する考えもある。シェイクが好きな人だけでなく、甘味好きにも訴求したいとしている。
シェイクに力を入れることで、ブランドイメージの向上につながるとみている。同社のシェイクは注文が入ってから各店舗で一つひとつ手作りしているほか、水を一切使用せず、乳脂肪分8 %以上の濃厚なアイスクリームと北海道産牛乳で作り上げている。ピザ同様にシェイクもクオリティを追求していることを強調し、クオリティにこだわる企業のイメージを強化する考えだ。