発売3カ月で目標の7割達成 販売目標を1.3倍に上方修正した「キリンビール 晴れ風」

17年ぶりのスタンダードビール新ブランド「キリンビール 晴れ風」

第1弾は桜への支援活動を実施し、寄付総額は発売1カ月半で目標金額の4000万円に到達。「桜を守る活動を応援したい」「毎日楽しく参加している」など好意的な声が多数寄せられている。
 
7月15日からは第2弾として「花火大会」への支援を開始した。専用サイト上では、本取り組みの寄付総額を確認でき、それぞれの花火大会に対して応援メッセージや写真を投稿できる機能も用意。「晴れ風ACTION」への参加証明書をSNSでシェアすることも可能だ。

第2弾では支援先の全46自治体の花火大会とコラボレーションしたオリジナルグラフィックを作成。支援対象となる花火大会実施期間中に、会場の最寄り駅や近隣の店舗に掲出を行う。全国各地の花火大会への来場者や近隣住民に対し、各エリアにおいて親和性の高い広告をリーチさせることで、「晴れ風ACTION」の認知をさらに高めて寄付活動への参加を促す目的。小澤氏は「自分が購入した1本が、実際に花火大会を守ることに繋がっていること実感してもらい、ブランド好意を形成する狙いもある」と話した。

寄付金目標は4000万円。「晴れ風」の販売好調と、専用サイトでの「晴れ風コイン」への関心の高まりから、当初の予定から前倒しで達成する見込みだという。

第3弾以降も検討中。小澤氏は「様々な風物詩へ広げていくというよりは、これまで日本でビールとともに愛されてきた特定の風物詩を『継続して』支援していくことを考えている」と展望を語った。

渋谷ヒカリエ(東京・渋谷)では7月27~28日の2日間限定でイベントを開催。CM出演者4人の浴衣姿がデザインされた巨大「晴れ風缶」を設置。巨大晴れ風缶との写真撮影を楽しむことができ、写真をSNSに投稿した人にオリジナルステッカーをプレゼントする企画も用意。同会場内に多くの風鈴が涼やかな音色を奏でるエリアも設置した。「夏のモーメントをフックに話題化・認知拡大を狙った」としている。

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