なぜ「まちがい探し」に?タイミー上場記念OOH、制作の裏側

「はたらく」ことの固定観念を変えたい

木村氏によると今回、上場におけるブランディング広告・PR等のブランドコミュニケーション戦略全体で「『はたらく』の固定観念を変え、データを活用して変革していく」というキーメッセージを掲げていたという。

「そのキーメッセージをOOHでも伝えるために、タイミーが広がる前と後の“『はたらく』のちがい”をビフォー/アフターで表現できる『間違いさがし』がぴったりだと考え、今回コンセプトとして採用しました」木村氏。OOHにおける主なターゲットはワーカー(働き手)だ。

「『間違いさがし』は世の中的にも人気のあるコンテンツなので、今回のOOHを見てくださる皆さんも興味を持って楽しんでもらいたいという思いも込めています。また、イラスト内の“ちがい”にはタイミーで働けるお仕事や、『バッジ』、『レビュー』、『お気にいり』などのタイミーの機能を表現したものもあり、タイミーをまだ使ったことがない方々にもタイミーのことを知っていただきたいという狙いもあります」(木村氏)。

上場にあたっては7月26日の当日、日経新聞朝刊に全面広告も掲出した。

新聞広告のメインターゲットは事業者。これまでタイミーを利用してきた事業者と、ワーカーから届いた感謝の声を元に、さまざまな「はたらくの”彩り”」を表現したという。

実データ グラフィック タイミー新聞広告

OOHと新聞広告で、ステートメントはほぼ同じだという。

今後の展望について木村氏は「プラットフォームとしては、ワーカー・事業者の皆さまなくしては社会の役に立つことも、価値を発揮することもできません。当社からの発信のみならず、今回の新聞広告のようなユーザーの皆さまからの声をコミュニケーションでも大切にしていきたい。今後もユーザーの皆様から寄せられる声に真摯に向き合い、寄り添いながら、サービスや事業の改善、拡充をしていきます」とコメントしている。

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スタッフリスト

企画制作 電通、タイミー
企画統括 木村真依、北山玲央菜、太田賢一
PR 荒川真志歩、田村拓己
THE ROCKET GOLD STAR(山崎秀昭)
CD 並河進
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AD 熊谷由紀
C 澤本あかり
企画 長野隆史、大場元人
メディアプランナー 豆田忠補
AE 加藤涼、諸岡省吾、久保葉月
D 佐々木美華
CP 辻未稚菜、池田美幸

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