企業広報大賞にKDDI 経営者賞はレゾナック髙橋社長、味の素藤江社長

経済広報センターは8月1日、2024年(第40回)「企業広報賞」の結果を発表。「企業広報大賞」にKDDI、「企業広報経営者賞」にレゾナック・ホールディングス 代表取締役社長 CEOの髙橋秀仁氏と味の素 取締役 代表執行役社長 最高経営責任者の藤江太郎氏を選出した。また、「企業広報功労・奨励賞」として、りそなホールディングスのコーポレートコミュニケーション部広報グループを選出している。

「企業広報賞」は企業広報の発展を願って1984年に創設され、毎年、優れた企業広報活動を展開している企業や経営者、企業広報の実務者を表彰している。

大賞のKDDIは、通信で解決できる社会課題の領域が広がる中、自社の事業が社会課題の解決にどうつながるのかを「伝える」姿勢を堅持し、「伝わる」広報を不断に追求。大規模通信障害の発生以降、危機管理対応力の底上げに注力している。能登半島地震では顧客が必要とする情報を先読みし、能動的かつ多頻度なニュースリリースやSNS発信を行うなど、社会価値と企業価値を共に向上させようとする広報活動が高く評価された。

「企業広報経営者賞」を受賞した社レゾナック・ホールディングスの髙橋秀仁氏は、日本の半導体産業の重要性を広く国内外に発信し、社名の浸透、社の理念・事業の理解増進を実現している点や、執務時間の3分の1を割いての従業員との直接対話、現場訪問、タウンホールミーティングの開催、社内サイトへの頻繁なブログ掲載といったインターナルコミュニケーションを実践している点などが評価された。

同じく「企業広報経営者賞」を受賞した味の素の藤江太郎氏は、多様なステークホルダーとの間で前例にとらわれない手法による積極的で丁寧な対話を進め、社内外への発信を常に強化し、企業価値の向上に果敢かつ不断に挑み続けている点や、自ら先頭に立ってステークホルダーの共感を得るとともに、従業員一人ひとりの熱意につなげるために、積極的なインターナルコミュニケーションで味の素グループ全体を牽引している点が高い評価を得た。

「企業広報功労・奨励賞」受賞のりそなホールディングスのコーポレートコミュニケーション部広報グループは、全ステークホルダーとの対話・コミュニケーションを最優先課題のひとつと位置付け真摯に向き合い続けているほか、デジタルメディア分野でも、動画番組に社長が積極的に出演するなど、顔が見える広報に力を入れるなど、ステークホルダー一人ひとりを尊重した透明性の高い情報開示、積極的な発信が高く評価された。

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