「ゲーミフィケーション」で夏休みの学習支援 累計販売数5万台突破のIoT文具、コクヨ

誕生50周年の「ルービックキューブ」とコラボレーション

コクヨは、バンダイナムコグループのメガハウスと共同で、夏休みを迎える子どもたちの勉強を支援する。コクヨのIoT文具「しゅくだいやる気ペン」とメガハウスの「ルービックキューブ」をセットでプレゼントするキャンペーンを7月26日~8月4日まで実施した。共働き世帯が増える中、夏休みには子どもの自主的な家庭学習が求められている。コクヨは、ゲーム設計の要素を応用して意欲向上などにつなげる「ゲーミフィケーション」によって、「夏休みの宿題」に取り組む日本全国の子どもたちが自ら机に向かうような「学習習慣づくり」をサポートする考えだ。

「しゅくだいやる気ペン」とルービックキューブのコラボキャンペーン。期間は8月4日まで

ルービックキューブが発明50周年、「しゅくだいやる気ペン」が発売5周年を迎えたため、両社は共同で実施する取り組みを検討。コクヨのイノベーションセンター・イノベーション戦略ユニットの中井信彦グループリーダーは「子どもたちが楽しく取り組める『ゲーミフィケーション』を通して『学びの基礎体力』を鍛える体験をお届けできるのではないかと意気投合した」と今回のコラボ理由を話した。

取り組みの中で「しゅくだいやる気ペン」のチーム自身もルービックキューブの奥深さに夢中になり、メンバー全員が6面をそろえられるようになったという。

脳科学者との共同研究から、ルービックキューブを解くことで、地頭力と深く関わる「前頭前野」が活性化され、特に「論理的思考力」を使う左側の前頭前野に大きく影響することが判明。学習への活用の期待が広がっている。

今回のコラボによって、「ルービックキューブ」による「脳の活性化」、「しゅくだいやる気ペン」による「学習の習慣化」と「勉強時間の向上」の両面からアプローチできるとしている。中井氏は「楽しみながら学びのきっかけや土台となる基礎体力を上げる体験をお届けしたい」と意気込みを語った。

今回のSNSキャンペーンでは、応募者の中から抽選で5人に「しゅくだいやる気ペン」と「ルービックキューブ ver.3.0」をセットでプレゼント。夏休みの宿題や2学期からのスタートダッシュに向けて、「学びの基礎体力」を鍛えたいという子どものきっかけづくりをサポートする。

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