「生活」したことないAIと、「生活」してる(つもりの)人

“生活”する

ここまで、(生成)AIと人との違いについて色々と僕の意見を言ってきました。

まとめも兼ねてその最大の違いは、

「AIは“生活”したことがない」

になるでしょう。

言い方を変えると、

「人は“生活”してきた」

ともいえると思います。

ここでいるところの「生活」とは、断捨離や料理が得意とか、そういうことではありません。単純に、日常で営んでいる行為そのものを指します。

橋香代子さんという方の、以下のnote記事をご覧ください。

AIが“食べる”のはデータだけですし、“寝たり”もしません。

でも、人はいろんなものを“食べる”し、“寝る”し、なんなら“サボり”ますよね。

要は、いま改めて人の日常的な生活を見直すことが、今後のAIとの向きたい方へのヒントつながると思うのです。

日常に着眼して、観察等の手法で非日常化することで、あらたな気づきを促すデザイン思考やアート思考とも関連が深いと考えてます。


本コラムは、これにて終了です。

ここまで、僕の個人的な意見や構想にお付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事を通して、読者のみなさんのAIを通した“生活”が潤うことを、願っています!

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中原大介
中原大介

帝京平成大学人文社会学部専任講師、慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、東京工科大学メディア学部兼任講師。専門は、インタラクションデザイン、デジタル教育、SFプロトタイピング。最先端のAIテクノロジーの社会実装、産学官民共創による教育エコシステムの研究に取り組んでいる。近著『一般教養としてのプログラミング』(SBクリエイティブ、2023年)。

中原大介

帝京平成大学人文社会学部専任講師、慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、東京工科大学メディア学部兼任講師。専門は、インタラクションデザイン、デジタル教育、SFプロトタイピング。最先端のAIテクノロジーの社会実装、産学官民共創による教育エコシステムの研究に取り組んでいる。近著『一般教養としてのプログラミング』(SBクリエイティブ、2023年)。

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