「アイス」と「そば」の異色コラボで広がる可能性 ロッテと富士そばの共同企画

写真 人物 ロッテの平井課長(左)、企画発起人の「シズリーナ荒井」氏(中央)、ダイタン商事の工藤氏

ロッテの平井課長(左)、企画発起人の「シズリーナ荒井」氏(中央)、ダイタン商事の工藤氏

新商品の魅力を伝えるため、ロッテと富士そばがそれぞれ情報発信を行う。クーリッシュのブランドサイトで発信するほか、競合他社のそば屋を含めた「そば業界」を巻き込んだ情報展開をSNS中心に実施することを検討している。今回の企画を通じて、一人でも多くの人にクーリッシュを飲んでもらうきっかけを提供したい考えだ。

今回の反響や販売動向を、富士そばとチェックする。現時点では、定番メニューになることは想定していないが、近年の夏場の気温の高まりを踏まえ、来年以降も「夏の定番」として発売する可能性も検討するという。

クーリッシュのシンボルターゲットは「男性の新入社員」としており、子どもの心を忘れていない一方で、まだ大人にもなりきれない「青春と常識の間」にいる人物像を常に意識しているという。チアパック入りで時と場所を選ばず、手を汚さずに飲めるなどの利便性から、小さな子ども、部活帰りの中高生、家事の合間に飲む主婦、仕事帰りの会社員、咀嚼力の弱くなった高齢者まで幅広い層に人気がある。

夏場はクーリッシュの魅力を伝えるため、「ZOZOマリンスタジアム」を始め、音楽フェスや、サッカーの試合、銭湯などでサンプリングやイベント販売を実施。オフラインでのリアルなブランド体験を通じたコミュニケーションを推進している。平井課長は「この暑さをポジティブ解釈し、ネガティブな気持ちをゼロに、そしてポジティブなマインドにもっていけるよう努めている」と話した。

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