「ペコちゃんの学校」が開校 若年層獲得を狙う体験型ショップ、不二家

夏休みの自由研究に役立つ工作教室などを実施

不⼆家は8月8日、「京王百貨店 新宿店」の地下1階「on the Corner」で、不⼆家のマスコットキャラクターである「ペコちゃん」が通う学校をイメージした体験型ショップ「ペコちゃんの学校」をオープンした。期間は28日まで。同社は若年層の獲得に力を入れており、同施策は夏休み期間中の子どもたちやファミリー層がターゲット。学校を題材とした体験型ショップは初の試みで、洋菓子事業本部 マーケティング部 営業推進課の瓜生麻未課長は「これからの未来を築く子どもたちに、ひと夏の思い出を作ってほしい」と話した。

学校を題材とした体験型ショップ「ペコちゃんの学校」

同社の主要客は40~60代で、現在は10~20代女性など若年層を獲得するブランディング戦略を推進している。1950年に誕生した「ペコちゃん」も昭和世代の顧客からの人気が高く、若年層へのアピールを強化中。2022年にグッズ専門店「Peko chan House ペコちゃんのおうち」を銀座数寄屋橋にオープンするなどの取り組みが奏功し、徐々に若年層への周知が進んでいるという。

今回のイベントは、「京王百貨店 新宿店」の60周年を盛り上げるほか、子どもと家族にブランドを周知する狙いもある。未就学児から小学生までの子どもを主に想定しているが、保護者など大人も楽しめるように工夫を凝らした。

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