漫画『ブルーピリオド』のデッサン広告、東京藝術大生が描き上野駅に掲出

講談社の漫画『ブルーピリオド』の実写映画が9日に公開されることを記念して、JR上野駅でキャラクターのイラストと実写版キャストのデッサンを合わせた広告が掲出されている。デッサンは東京藝術大の学生が描き上げたもので、「漫画の世界が現実になっている」などとSNSで話題になっている。企画制作は博報堂、博報堂プロダクツ、スパイスが手がけた。掲出は25日まで。

JR上野駅に掲出されたデッサンの広告。

『ブルーピリオド』は、最難関の美大合格を目指して絵画に青春をかける若者たちを描いた人気漫画。実写映画化にあたって、作品が持つ世界感を知ってもらおうと企画した。美大受験に挑む作品ストーリーとリンクさせるため、現役の東京藝術大の学生にデッサンを依頼し、大学がある上野駅で掲出した。

各キャラクターを、印象的なセリフと共に漫画のイラストと実写キャストのデッサンで表現した。

企画した博報堂 アクティベーションプラナー 嶋元司氏は「漫画のキャラと実写のキャストをシンクロさせたく、キャストのビジュアルをあえて写真ではなくデッサンで表現しました。コピーを『好きと闘う夏にしよう。』とし、好きなものに打ち込む楽しさや苦しさを描いた、作品の熱いストーリーを表現しています」と話している。

SNSで話題となり、公式アカウントの関連ポストは、合計1.1万リポスト、16.6万いいね、1600万インプレッションを超える反響となった。

講談社 出版営業局 出版営業第四部 上ケ市亜矢氏は「『実写映画化』は原作コミックにとって一度あるかないかのとても貴重な機会で、一人でも多くの方に知っていただきたく企画しました。ご協力いただいた東京藝術大の皆さまには、作品が持つ熱を体現するかのような素晴らしいデッサンを描き上げていただき、多くの方々に感動を与えられたと思います」と話している。

このほか、JR上野駅内で8月1日から開業した「PLATFORM13」とのタイアップ企画も実施。上野駅 13 番線地平ホーム壁面に全 17 面(高さ約 2.4m、全長約 100m)のプロジェクターを設置した映像体感空間「PLATFORM13」でオリジナル映像を放映するほか、駅構内や周辺の商業施設で楽しめる期間限定のスタンプラリー、壁面のオリジナルアートコンテンツなどを実施している。25日まで。

スタッフリスト

企画制作 博報堂、博報堂プロダクツ、スパイス
CD+企画+C 嶋元司
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企画 根本崚佑
AD 奥野凜
D 赤坂夏生、柳澤彩乃、松下真由
Pr 中島健太郎
AE 松井文
デッサン 東風快斗、藤井奏空、小寺茜、西川善規
掲出 JR上野駅中央改札外 ガレリア広場(8/1~8/25)
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