――就職後に配属された部門は。
大きく分けて営業、広告運用、クリエイティブ、オペレーションに部署が分かれていました。僕は広告運用の中でも、SNS広告を運用するチームに所属していました。
求める成長スピードとのギャップから転職を決意
――TBWA\HAKUHODOへの転職を決めた理由は。
1年半ほど働いた頃からマンネリ化しているように感じ始め、もっと違うことに挑戦したいという思いを持つようになったのがきっかけです。
広告運用は、配信結果を分析して、課題を仮説立てて、その課題に対してターゲティングやクリエイティブの変更などを行うという改善のプロセスがある程度固定化されています。
それゆえに、そのプロセスを回せるようになってからの伸び代が少ないように感じました。「もっと幅広く多くのことに挑戦したい」と考え、総合広告会社であるTBWA\HAKUHODOを目指しました。
――デジタル専業の広告会社から総合広告会社に移り、仕事はどう変わりましたか。
広告運用担当から営業職に職種が変わったため、大きな変化がありました。今度はプロジェクトマネージャーのような立ち位置で、ベンダーや社内の人を巻き込みながらプロジェクトを進めるのが仕事になったので、これまでとは違ったことに挑戦できて面白かったです。また、働き方が改善されて労働時間が短くなるという、うれしい変化もありました。
――良い変化も多かった中、在籍2年で転職を考えた理由は。
前職は職場環境としては申し分なかったです。周囲の皆さんもいい方ばかりでした。一方でクライアントと仕事をする中で、意思決定の遅さに悶々とした気持ちを抱えるようになっていました。
じっくり慎重に進めていくことはもちろん重要ですが、僕が望んでいるスピード感とは異なっていました。どんどん経験の幅を広げたいと考えている僕にとっては、一つひとつにかかる期間が長いのは望ましいことではありません。
こうした状況にモヤモヤしているうちに、もっとスピーディーに多くの経験を積める場所はないものかと考えるようになっていきました。