8月19日、第77回「広告電通賞」の結果が発表された。特に優れた成果をあげた広告主企業を称える「総合賞」には、2年ぶりにサントリーホールディングスが選出された。同社の選出は26回目で、今回は「フィルム広告」「OOH広告」の2部門で最高賞を受賞した。
「フィルム広告」で最高賞を受賞したのは「ザ・プレミアム・モルツ」のWeb動画「無言の父たち」。父親たちが不器用ながら懸命に育児に向き合う姿を描き、共感を呼んだ。
関連記事
「OOH広告」の最高賞は、飲食店を支援する企業広告「人生には、飲食店がいる。」シリーズでの受賞となった。2021年から続くシリーズだが、今回受賞したのは2023年11月から展開したもの。計23作品のアニメ・漫画などの飲食にまつわるシーンを用いた。
今回の選考対象となった広告は、2023年4月から2024年3月までに実施されたもので、応募作品点数は1178点(「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」の2部門は2023年3月から2024年3月までが対象)。
贈賞式は10月22日に都内で開催される予定。オンラインで同時中継を予定している。
その他の部門の最高賞など、主な受賞企業は以下の通り(広告主名、商品・サービス名、作品名の順)。
各部門最高賞
・プリント広告
岩手日報社/3月11日震災広告/3月11日を「大切な人にごめんねを言う日に」
・オーディオ広告
大塚製薬/カロリーメイト/「子どもと大人の時間」篇
・ブランドエクスペリエンス
日本マクドナルド/ハイヤリング/あなたらしい笑顔で働こう
関連記事
・エリアアクティビティ
味の素/企業広告/日本全国ご当地対抗!フードロス削減「捨てたもんじゃない!」グルメグランプリ
関連記事
・イノベーティブ・アプローチ
日本電信電話/Project Humanity/Project Humanity
・特別賞
JRグループ/鉄道開業150周年/MY JAPAN RAILWAY
・SDGs特別賞
ニッポン放送/ラジオ・チャリティ・ミュージックソン/白杖体験篇