大切なのは「自分の心が動いたかどうか」(ソニーマーケティング)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する月刊『宣伝会議』の連載『R30のホープたち』。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は、ソニーマーケティングで活躍する八谷麗佳さんに話を聞いた。
※本記事は月刊『宣伝会議』9月号の転載記事です。

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八谷麗佳さん

ソニーマーケティング
カスタマーマーケティング部門
マーケティングコミュニケーション部
コミュニケーションデザイン1課

2021年4月に入社。1年半セールスを経験後、カスタマーマーケティング部門へ異動。3年目からは音関心層をターゲットにした施策を中心に担当。

注目のマーケティングキーワード「コミュニティ・オブ・インタレスト(COI)」

「コミュニティ・オブ・インタレスト(COI)」は、感動体験や関心を共有する人々のコミュニティを意味する、ソニーグループが重視するキーワード。このコミュニティを増やしたり広げていくために、お客さまの関心事について考え続け、可能な限りお客さまを知ろうとすること。それによって、「意外な関心層」がソニー製品と想像以上にマッチする点が見つかるかもしれません。そうしたアンテナを高く持ち続けることで、今後はさらにお客さまと「一緒につくり上げること」を意識していきたいです。

実体験とマーケティングが紐付いた、学生時代の経験

ソニー製品のセールスおよびマーケティング活動を担うソニーマーケティング。そのなかでも、オーディオ機器やイヤフォン、スピーカーなどの音楽に関わる商品のマーケティングに携わっているのが、入社4年目の八谷麗佳さんだ。

八谷さんは現在、販売応援や営業など、現場を肌感で理解する活動を経て、カスタマーマーケティング部門へ異動。3年目からは、音質や音楽への関心が高いユーザーなどをターゲットにした施策を中心に担当している。

マーケターを志したきっかけは、インターナショナルスクールに通っていた幼少時代にさかのぼる。表情やジェスチャーなどを使ってコミュニケーションを取っていた経験と、父親から「読んでごらん」と渡された中高生向けのマーケティングの入門書の内容には、通じるものがあったのだという。

その後、大学時代にはマーケティングの本場アメリカで学ぼうとカリフォルニア州の大学に留学。就職活動中は、マーケティングの職種別採用をしている企業を中心に回ったというほどマーケティングへの思いは強い。気になる商品を見たら「どうプロモートしたら面白くできるんだろう?」と想像を広げるという話が好評だったことが同社への入社の決め手になったという。

マーケティング担当に配属されてから1年余り。八谷さんが関わったのが、ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「LinkBuds S」とスマートフォン「Xperia」の合同プロモーションだ。人気アイドルグループを起用した宣伝活動に携わったその経験を、八谷さんは次のように振り返る。

…この続きは8月1日発売の月刊『宣伝会議』9月号 で読むことができます。

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