8社経験のPRパーソンが考えた、「専門職」と「マネージャー職」どちらを目指すべき?

広報、マーケティングなどコミュニケーションビジネスの世界には多様な「専門の仕事」があります。人事異動も多い日本企業の場合、専門職としてのキャリアを積もうとした場合、自分なりのキャリアプランも必要とされます。現在、企業のなかで広報職として活躍する人たちは、どのように自分のキャリアプランを考えていたのでしょうか。横のつながりも多い広報の世界。本コラムではリレー形式で、「広報の仕事とキャリア」をテーマにバトンをつないでいただきます。
カミナシ 広報PRユニット アソシエイトマネージャー 宮地正惠さんからの紹介で登場するのは、estie 広報PRの森 真紀さんです。

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森 真紀氏

estie 広報PR

広報歴通算20年。BtoC/BtoBおよび大手から中小の複数社にて広報を経験。estie(エスティ)のパーパス「産業の真価を、さらに拓く。」に共感し、2023年11月に参画。人生後半にしてスタートアップに挑戦。広報戦略からメディアリレーションのほか、SNSやオウンドメディアでの発信など業務は多岐にわたる。コーポレート、事業広報をメインで担当。

Q1:現在の仕事の内容とは?

不動産テックのスタートアップestie(エスティ)で、コーポレート広報や事業広報を主に担当しています。

創業6期目を迎え従業員は90名を超えましたが、まだまだ認知が取れていないため、不動産業界はもちろん、スタートアップ界隈における認知向上を目指しています。

仕事内容は、広報戦略や広報予算の策定、各プロジェクトの企画立案および実施、メディアプロモート、オウンドメディアの監修やSNS運用、自社カンファレンスや外部イベント登壇時の広報対応などです。

オフィスなどの商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に、現在は5つのサービスを提供しており、広報チーム2名でサービス毎に担当を分担しています。

Q2:これまでの職歴は?

estieで8社目になります。一言で言うと、営業経験のある広報パーソンです。

食品メーカーでの2年4ヶ月、広告代理店で3年の営業を経験しています。20代後半でBtoC企業に転職し、念願の広報職としてのキャリアがスタートしました。尊敬する先輩の指導のもとで、広報キャリアの基盤となる経験を積むことができました。

次に外資系ホテルで30代後半に広報としてマネジメント経験を積みましたが、6年後にホテル売却という予期せぬ転職を経験しました。ホテル時代の知人のリファラルでBtoB/IT人材サービス業の企業へ転職し、そこでは資本業務提携先などのグループ会社へ広報としての出向を3回経験しています。

人生後半の広報キャリアを考え始めていた頃、某スタートアップの広報パーソンから紹介されたのがestieでした。最初は社名も知らなかったのですが、「産業の真価を、さらに拓く。」というパーパスや面接で出会ったメンバーの堅実さと目標に向かう熱い想いに強く共感し、2023年11月に参画しました。

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