同キャンペーンではCMと連動した特設サイトも公開。記事や動画、ビジュアルコンテンツなどを用いて様々な取り組みを紹介している。サイトでは今後も、創薬やサイエンスに関わるコンテンツのほか、社外パートナーとの取り組みや、製造に関するコンテンツなど、様々な情報を紹介していく。8月12日の朝刊で新聞広告も掲出した。
同社は医療用医薬品を取り扱うB to B企業として「世界に尽くせ、タケダ。革新的に。誠実に。」をキャンペーンコピーとしたブランディングキャンペーンを展開。CSR活動だけでなく、革新的な創薬の研究開発やグローバル課題に取り組む企業姿勢を打ち出すことで会社や社員を周知し、パートナー企業との共創を促進する考えだ。
2021年に第1作目「iPS細胞」篇を放送。2022年2月に第2作目「ダイバーシティ」篇、2022年8月に第3作目「製造・供給」篇、2023年8月に第4作目「地域医療」篇を公開した。キャンペーンの開始以降、定点調査の結果から事業内容などの認知スコアが大きく向上していることが確認されている。
企業や大学から「タケダのことを知りたい」という問い合わせが増えており、金澤氏は「キャンペーンを始めてから、社内外の意識変革が起きたことで、『仲間の構築』が着実にできてきた」と手ごたえを強調。ブランディング会社のインターブランド社が公開しているブランド価値ランキング「Best Japan Brands 2024」で初のランクインを果たしており、同社はキャンペーンが後押ししたとみている。
金澤氏は「引き続き、ターゲット層に事業内容の理解を深めてもらい、タケダのファンを増やしていきたい」と意気込みを語った。
同社は1781年に大阪で創業。日本に本社を置き、現在は約80の国と地域で、約5万人の従業員と共に事業を展開している。