報道写真でスラム街などの都市改革を実現、フォトジャーナリストのパイオニア


広報豆知識(Public Relations Tips)~普段使っている専門用語の由来を知る

フォトジャーナリズム

フォトジャーナリズム(Photojournalism)とは、写真を用いて報道や情報を伝える手法であり、特にニュースや社会的な出来事を視覚的に記録・報告することを目的としている。フォトジャーナリストは、カメラを通じて瞬間を捉え、その画像が伝える力によって物語や状況を伝える役割を果たしている。

フォトジャーナリズムの特徴には以下の点が挙げられる。
●報道性: 事実を正確に伝えることが求められる。写真は、編集や加工を行わず、その場で起こったことをありのままに伝えることが重要視される。
●タイムリーさ: フォトジャーナリズムは、速報性が重要。ニュースや事件が起こった瞬間を即座に記録し、できるだけ早く公衆に伝えることが求められる。
●社会的影響力: 写真は感情や状況を強力に伝えるメディアであり、社会に大きな影響を与えることができる。フォトジャーナリズムは、社会問題や人権侵害、戦争などの現実を視覚的に伝え、社会に対する意識を高める役割を担っている。
●倫理と責任: フォトジャーナリストは、撮影対象の尊厳やプライバシーを尊重する必要がある。また、画像の使用が誤解を招かないように注意を払う責任がある。

このように、フォトジャーナリズムは視覚的な報道手法として、ニュースの伝達や社会的な変革において重要な役割を果たしている。しかし、戦争や政治などの報道では、写真そのものの信ぴょう性(フェイクニュース)が問われており、読者はその真実を見抜くことが求められている。

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河西 仁(ミアキス・アソシエイツ 代表)
河西 仁(ミアキス・アソシエイツ 代表)

かさい・ひとし/ミアキス・アソシエイツ 代表、英パブリテック日本代表。10年にわたる外資系メーカーでの国内広報宣伝部門責任者を経て、1998年8月より広報コンサルタントとして独立。以来、延べ120社以上の外資系IT企業をはじめ、ITベンチャー各社の広報業務の企画実践に関するコンサルティング業務に携わる。メーカーでの広報担当時代(1989年~)から現在まで、自身で作成・校正を手がけたプレスリリースは、2400本を超えた(2023年10月31日現在: 2421本)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科修士課程修了(コミュニケーション学)。日本広報学会会員。米IABC(International Association of Business Communications)会員。著書に『アイビー・リー 世界初の広報・PR業務』(同友館)。

河西 仁(ミアキス・アソシエイツ 代表)

かさい・ひとし/ミアキス・アソシエイツ 代表、英パブリテック日本代表。10年にわたる外資系メーカーでの国内広報宣伝部門責任者を経て、1998年8月より広報コンサルタントとして独立。以来、延べ120社以上の外資系IT企業をはじめ、ITベンチャー各社の広報業務の企画実践に関するコンサルティング業務に携わる。メーカーでの広報担当時代(1989年~)から現在まで、自身で作成・校正を手がけたプレスリリースは、2400本を超えた(2023年10月31日現在: 2421本)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科修士課程修了(コミュニケーション学)。日本広報学会会員。米IABC(International Association of Business Communications)会員。著書に『アイビー・リー 世界初の広報・PR業務』(同友館)。

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