モスがステークホルダーの誇りをくすぐる、3つの差別化ポイント

②地域密着

モスバーガーは1973年からフランチャイズ制度を導入し、現在約8割がフランチャイズ店舗です。1987年に外食産業で初めて47都道府県の出店を果たしました。

モスバーガーには「モスバーガー共栄会」という本部と加盟店、さらに加盟店同士をつなぐ独自の組織が存在します。加盟店の組織化は避けるのが一般的だった40年以上前に当社では、「フランチャイズビジネスは人を信じることから始まる」と、あえて加盟店同士の横のつながりを構築しました。

本部がオーナー自身の主体性を尊重しており、そのことが独自の強みとなっています。各加盟店オーナーは、「モスバーガー共栄会」を通じて、地域活性化や地域貢献につながる活動に積極的に取り組み、地域の人から愛され、応援してもらえるような店舗づくりに取り組んでいます。

2022年に創業50周年を迎えた際は、「なりもすに行こう!」をテーマに、創業の地である「成増(東京・板橋)」に人を呼び込む地域活性化イベントを実施しました。この取り組みを通じて特に伝えたかったのは、50年の感謝の想いと次の50年へ変化を遂げるモスへの期待感、ワクワク感でした。

「なりもすに行こう!」地域活性化イベント

東武鉄道、板橋区、成増スキップ村商店街、区内小学校、区内モスバーガー店舗と多くのステークホルダーとの連携を経て、東武東上線の成増駅を一定期間「なりもす駅」と表現するなど一連の施策により、当社の公式SNSのフォロワー数は期間中で約20万人増加し、キー局9番組、WEB記事約280件での露出。「Yahoo! JAPAN」における検索ヒット数は“28億サイト”と大きな反響を得ることができました。

また、「なりもす駅」看板は、第13回東京都屋外広告コンクール(第3部門)にて東京都知事賞を受賞しています。

50周年記念施策「なりもすに行こう!」企画概要

出典:モスフードサービス

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金田泰明(モスフードサービス 執行役員 社長室長)
金田泰明(モスフードサービス 執行役員 社長室長)

1997年入社。直営部、新規事業部、営業部を経て2008年より社長室へ。社長室では、主に広報IRを担当し、2020年より現職。現在は広報IRに加え、サステナ、秘書を統括。現在、モス初のドリンク専門店のプロジェクト責任者も務め、自社特有のバリューチェーンを活用し、健康やエシカルに特化した「Stand by Mos」をこの8月に東武東上線池袋駅構内に新規出店。規格外野菜を積極活用し、年間の食品ロス廃棄量4.6トンを見込む。

金田泰明(モスフードサービス 執行役員 社長室長)

1997年入社。直営部、新規事業部、営業部を経て2008年より社長室へ。社長室では、主に広報IRを担当し、2020年より現職。現在は広報IRに加え、サステナ、秘書を統括。現在、モス初のドリンク専門店のプロジェクト責任者も務め、自社特有のバリューチェーンを活用し、健康やエシカルに特化した「Stand by Mos」をこの8月に東武東上線池袋駅構内に新規出店。規格外野菜を積極活用し、年間の食品ロス廃棄量4.6トンを見込む。

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