「スグリー」で見積り、出稿までを実施
「スグリー」のサービス開始によって、日本テレビでは従来の「タイム」「スポット」の広告商品に加え、2つの機能が利用可能になる。ひとつ目は既存の出稿方法のアップデートで、従来のタイム・スポットとして購入した枠に対し、「スグリー」のシステムを利用して放映20分前まで出稿する広告クリエイティブの変更やACへの差し替えなどの運用が可能になる。
もうひとつが広告キャンペーンの見積もりからバイイング、出稿までを「スグリー」上で行うもの。「自動入札RTB((Real Time Bidding)」では、デジタル広告の取引と同様に放送直前の数分前まで入札が可能となり、放送数秒前にオークションが実施される。
今回の説明会では、インプレッションの計測、及び広告出稿後のレポーティングについてはビデオリサーチ社が開発する「統合指標提供システム(名称未定/2025年3月にリリース予定)」が導入され、地上波放送とAVODを統合した効果測定が可能になる旨の発表があった。具体的には、逐次(放送15分後)で速報インプレッション、さらに営業日ごとに確定インプレッション、リーチ、フリークエンシー等が計測される。