小学生の夏休みにタイムスリップ 30代をターゲットにしたコーポレートブランディング、サントリー

サントリー食品インターナショナルは8 月24~31日、小学生の頃の夏休みを体験できるイベント「あの夏休み自販機」を開催する。渋谷区のとある場所(非公開)に設置された自動販売機で特定の動作を行うことで、2004年の小学生が暮らす家庭をイメージした家に上がることができ、当時を再現した懐かしい雰囲気や謎解きを楽しむことができる。2004年当時に小学生~高校生だった30代を主なターゲットとしており、リアルイベントを通じて顧客にサントリーのブランドを印象付ける狙いだ。

写真 2004年の小学生をイメージした子ども部屋

2004年の小学生をイメージした子ども部屋。所々に謎解きのヒントが隠されている

応募フォームから予約して参加可能。定員は56枠(1枠=4人)で、期間中に約200人の参加を見込んでいる。すでに約8000人のキャンセル待ちがいるほどの盛況ぶりで、事前に体験したインフルエンサーによる情報発信などが奏功したという。

イベントでは、参加者が20年前の小学生時代の夏休み最終日にタイムスリップし、「友だちの家」に招かれるという演出を行う。自販機の奥の家から「友だちのお母さん」が現れ、参加者を息子の友だちとして自宅に迎え入れる。洗面所での手洗いの後、子ども部屋に案内し、2004年当時から親しまれていた同社の「なっちゃん」や「C.C.レモン」でもてなすなど、友だちの家に遊びに来た小学生の気分を味わうことができる。

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