性別や年代にとらわれない顧客づくり 子どものスキンケア定着を図る新事業、コーセー

これはaltのダミーです

8月1日に発売した乳液「ぬるミルク」

新事業では、これまでの実証実験で実施してきた幼保施設での啓発活動に加え、生後すぐからのスキンケア習慣をつくるために、産婦人科や助産院、産後ケア施設と連携し、妊娠期や産後の保護者に対して啓発活動を行っていく。

 

子どものスキンケアについて、羽中田氏は「子どもが自分でやろうとする意欲が大切」と話す。最初はうまくできなくても自分でやろうとする姿勢を褒めてあげることが重要だという。入浴時に泡で遊ぶなど親子でスキンケアの時間を楽しむことで、子どもがスキンケアを楽しいものと感じ、習慣化につながりやすいという。スキンケアが必要な理由を、子どもにも理解できるように伝えることも大切だ。

羽中田氏は「新生児期からスキンケアを取り組むことが社会全体に広がり、化粧習慣として深く根付いてくれることを願っている。一つでも多くの家庭でスキンケアが当たり前の習慣となり、それによって肌あれに悩む人を一人でも多く減らしていきたい」と意気込みを語った。

新商品の「ぬるミルク」は、同社の敏感肌研究の知見を盛り込んだ薬用高保湿ミルクで、肌あれ防止有効成分として「グリチルリチン酸ジカリウム」を配合。外部刺激から肌を守るバリア機能が未熟なため肌トラブルを起こしやすい新生児から、季節の変わり目や出産前後などの環境の変化により肌が敏感になりやすい大人まで使用できる。

「子どもも大人も心地よく使用できる商品」には3つの特徴があり、1つ目は「保湿力」。皮脂量が少なく乾燥しやすい子どもの肌や敏感な大人の肌を守るためには、保湿ケアを行い「肌のバリア機能」を保つことが重要。2つ目は「使い心地」で、継続しやすいように「ぬるミルク」では全身に伸ばしやすく、ベタつかない感触にこだわって開発した。3つ目は「デザイン」で、子どもに覚えてもらいやすく親しみやすいデザインを取り入れることが、手に取ってもらうきっかけとなり、スキンケアのリピートにつながるとしている。

今後、事業規模を成長させるため、導入店数の拡大や商品ラインアップの拡充も進める。産婦人科や小児科、産後ケア施設などへの導入も検討し、医師や看護師、助産師を介してスキンケアの大切さを伝える活動を推進するとともに、「ぬるミルク」の代行販売を行うBtoBtoCのビジネスモデルも検討する。

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