ガム市場が2023年度以降回復し始めていることや、若者のレトロブームが追い風となり、インテージによると、2024年4~6月の板ガムの販売規模は前年同期比110%に伸長している。マクロミルの購買データでは、10〜20代の購入率は150%と特に大きな伸びを見せている。
同社は人流回復や社会人の出社比率の上昇がガム市場の回復につながっているとみている。人に会う機会が増えたことでエチケット意識が高まっていることに加えて、働き方や環境が変化することで「集中」ニーズも増えている。
「復刻ガム」シリーズの商品を発売するたびにSNS などでは、 以前販売していた頃の思い出や「 復活を待っていた」といった様々な反響が寄せられる。 現在、若年層を中心にレトロな商品が人気を集めており、昔のガムも「レトロでかわいい」と注目を集めているほか、発売当時にそのガムをよく噛んでいた人は「懐かしさ」も感じており、幅広い世代に訴求できるとしている。